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“ワクチン3回目接種に対応できない” コロナ検査でひっ迫の医療機関

  • 2022年1月24日

新型コロナウイルスの「オミクロン株」で感染が急拡大しています。東京都内の医療機関では、相次ぐ新型コロナの検査希望で業務がひっ迫し、予定していたワクチンの3回目接種に影響が出ていました。急増する感染者数と、都内の医療機関が直面している状況についてまとめました。

感染急拡大 東京都は1週間で5万人超

新型コロナの感染が急拡大しています。23日、東京都は新たに9468人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。23日までの1週間だけで5万5313人の感染が確認されています。
関東地方では23日、神奈川は3794人、千葉は2382人、茨城は693人、栃木は498人と、4つの県で過去最多となりました。

絶え間なく検査希望者が

感染の急拡大で、東京都内には検査業務でひっ迫する医療機関がありました。東京・杉並区の内科クリニックは、通常の診察室とは別に屋外の通路に発熱外来を設けています。
1月に入ってから検査を希望して訪れる人が急増し、21日も診療開始の午前9時から発熱や喉の痛みなどを訴える人が絶え間なく訪れ、開始30分で午前中の検査の予約が埋まりました。

医師の指導のもとで撮影

特に先週からは学校や保育所からの感染が目立っているということで、この日、発熱と頭痛を訴えて受診した5歳の女の子も検査で陽性と判定されました。

杉並区では保健所の業務がひっ迫して濃厚接触者の調査を行っていないということで、学校や職場などで感染者が出た場合に周囲の人が不安を訴えて検査を求めるケースが後を絶たないということです。

検査対応で3回目接種業務に影響

クリニックでは、1月に入ってから22日までに、およそ400人が検査を受け、99人の感染が確認されたということです。これ以上、業務を増やすのは難しいとして当初、2月から予定していたワクチンの3回目接種の業務を断念せざるをえない事態になっています。

院内でできるPCR検査のキットがすでに底を尽き、抗原検査の簡易キットも、あと2週間分しか残っておらず、次の仕入れのめどもたっていないということです。

たむら医院の田村剛院長
「このままでは通常の診療を守れなくなると、3回目の接種業務を断念することにした。さらに感染が拡大すれば、近いうちに検査を希望しても全員が受けられない事態になりかねない。濃厚接触者でも症状がない人は、検査を控えてもらうことも検討すべきなのではないか」

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