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23区ワクチン3回目接種 “モデルナ枠に空き” 希望に偏りある区も

  • 2022年1月21日

新型コロナワクチンの3回目の接種前倒しをめぐる政府の方針を受け、東京都の23区の自治体は対応に追われています。目黒区では、ファイザーのワクチンに予約が集中する一方、モデルナの接種枠には空きがあることから、希望者が速やかに接種を受けられるよう対応を始めました。

「モデルナの枠に空き」ファイザーに偏りで遅れも懸念

東京・目黒区では3回目接種の予約の際、ファイザーかモデルナかを選べるようになっていますが、2回目までの接種がファイザーだった人が多いこともありファイザーに予約が集中する一方で、モデルナは、枠の3分の1程度の予約しかなく空きがあります。

区は希望に偏りがある状態が続くと全体の接種に遅れが出かねないとして、モデルナの接種を促す対応を始めました。
具体的には、2回目の接種から6か月以上たった高齢者や基礎疾患のある人、それに妊娠している人でモデルナを希望する人は、接種券が届いていなくても区のホームページの専用フォームから接種券の発送を申請できます。

“交互接種の安全性や有効性の説明を”

3回目の接種では、2回目までと異なるメーカーのワクチンを接種する「交互接種」が可能ですが、区は、安全性や有効性について十分に理解が進んでいないことが希望の偏りの原因ではないかとしています。

目黒区保健所 新型コロナ予防接種課 吉田武広課長
「モデルナの接種も進めないと、全体のスケジュールが滞るという強い危機感から、打てる手を打ちました。どちらのワクチンをうつかではなく、1日も早く接種をするということに重きをおいて判断してほしい。『交互接種』の安全性や有効性について国や専門家からもしっかりと説明してほしい」

3回目接種前倒し 周知に追われる自治体

一般の高齢者の3回目のワクチン接種について、政府は当初、原則8か月としていた2回目との間隔を、7か月に短縮したあと1月13日に、6か月に短縮するよう通知しました。

東京・大田区は65歳以上の一般高齢者の予約受付を当初の予定を早め、21日から行います。13万人あまりの接種券には前倒しのスケジュールが反映されていないため、区では変更を知らせるはがきを別途送ったり、区の施設の掲示板に赤く目立つポスターを貼ったりする対応をとっています。

また、東京・品川区では、接種間隔が7か月の段階で、接種券を印刷し封入したため、前倒しされた予約日などを反映できていません。
品川区では苦肉の策として、急きょ接種券が入った封筒に「接種券が届き次第予約可能です」と書いたシールを貼ることになり、スタッフ30人がきょう、封筒7万通にシールを貼る作業を行いました。

品川区 豊嶋俊介接種担当課長
「急な変更で接種券の印刷も間に合わずシール対応になりました。希望する人が少しでも早く接種できるように、なんとしても、21日には郵便局に持ち込み、発送したいと考えています」

3回目接種の前倒しをめぐる政府の方針を受け、早くから接種券の発送や、接種スケジュールの周知を進めてきた自治体は、前倒しを知らせる対応に追われています。

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