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妊娠中はコロナの症状が重い傾向 家庭内感染が多く周囲も対策を

  • 2022年1月19日

妊娠中に新型コロナウイルスに感染した場合の症状についての分析結果です。研究グループによりますと、妊婦は、酸素投与が必要な中等症以上になった割合がおよそ10%と同世代の女性より症状が重くなる傾向があるということです。家庭内感染が多いことから、周りの人を含めてワクチン接種や感染対策を行ってほしいとしています。

新型コロナの症状 中等症とは

厚生労働省が公開している新型コロナウイルスの診療の手引では、患者の症状を「軽症」、「中等症1」、「中等症2」、「重症」の4段階に分類し、診療の方針も示しています。

妊娠中は症状が重くなる傾向

国立成育医療研究センターなどの研究グループは、去年4月までに新型コロナに感染して全国各地の医療機関に入院した妊婦の症状などを分析しました。

それによりますと、妊婦187人のうち、人工呼吸器などが必要な重症の患者は1人、酸素投与が必要な中等症の患者は17人で、9.6%が中等症以上でした。
妊娠していない同世代の女性で中等症以上は4.9%で、妊婦で症状が重くなる傾向が明らかになったとしています。

妊娠中期以降 症状が重くなる

中等症以上になった妊婦について詳しく調べると、妊娠初期が6.9%、中期が34.5%、後期が58.6%と、中期以降の方が、症状が重くなっていたということです。

また、妊婦では家庭での感染が39.4%と、妊婦以外の19.8%より高くなっていました。

家庭内での感染 周囲の人も含め対策を

調査した国立成育医療研究センター感染症科の庄司健介医長は、感染力の強いオミクロン株が拡大するいま、妊婦本人や周りの人を含めて、ワクチン接種や感染対策を行ってほしいとしています。

国立成育医療研究センター 感染症科 庄司健介医長
「妊娠している方は、新型コロナに限らず感染症にかからないように、かなり注意して行動されていることが多いと思います。それを反映してか、外で感染しているというより、家庭の中で感染していることが多いという結果でしたので、妊娠している本人のみならず、周りの方も感染に気をつけていただきたいと考えています。 
オミクロン株は、感染力が非常に強く患者の数が急増している状況です。 研究はオミクロン株が流行する前のデータですが、妊娠している方が、ますます感染してしまう可能性が高くなっている状況と思いますので 、できる限り感染を回避するような行動をとっていただきたいと思います」

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