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オミクロン株 年末年始の帰省や旅行の注意点は?東京都は無料検査

  • 2021年12月27日

オミクロン株の市中感染が確認されたことなどを受けて、新型コロナウイルス対策にあたる政府分科会の尾身茂会長が年末年始の感染拡大を防ぐためのポイントをまとめた談話を出しました。年末年始の帰省や旅行、忘年会などは慎重に検討し、飲み会などを行う際は、第三者の認証を受けた店でできるだけ少人数で行うよう呼びかけました。
また東京都は、症状がない場合でも感染に不安を感じる都民は希望すれば誰でも無料で検査を受けられる取り組みを始めました。(東京都の検査を27日追記)
AIによる東京都内の感染予測はこちら

市中感染始まると急拡大の懸念

政府分科会の尾身会長は、感染が広がりやすい年末年始を控えるなか、22日大阪府で感染経路が分からないオミクロン株の市中感染のケースが確認されたことを受けて記者会見を開き、年末年始の感染拡大を防ぐためのポイントをまとめた談話を出しました。

この中では、国内でのオミクロン株の状況について、いまのところ面的な広がりは考えにくいものの複数の「スポット」ですでに感染が始まっていると考えられるとした上で、「スポット」の感染がさらなる感染拡大につながると、短期間で多数の患者が出ることが予想され、中には重症者も出ることから「強化されてきた医療提供体制すらひっ迫してしまう可能性がある」としています。

また、オミクロン株の特徴についてイギリスや南アフリカなどでは感染者数が2倍になるまでの時間が2日から3日と極めて短いという報告があり、市中感染が始まると急速に感染が拡大する可能性があること、ワクチンの発症予防効果がデルタ株ではおよそ70%なのに対し、オミクロン株ではおよそ20%と低い可能性があること、それに特に高齢者は、ワクチンによる重症化予防効果が下がり、接種した人でも感染すれば重症化する可能性があることなどを指摘しました。

年末年始 帰省・旅行の注意点は?

その上で年末年始は1年のうちで最も感染が拡大しやすい時期だとして、帰省や旅行については慎重に検討するとともに、帰省や旅行を行う場合には、次のことを勧めています。

・事前の生活に気をつけ、密を避けるなど基本的な感染対策を徹底
・ワクチンを接種していない人は帰省や旅行の前に検査を受ける
・接種していない人や高齢者など重症化リスクの高い人に会う場合には検査を受ける

また、渡航中止勧告が出ている国には渡航せず、それ以外の国へも観光などの不要不急の渡航は控えるよう呼びかけています。

そして、少しでも具合が悪い場合は外出を控えて医療機関を受診して検査を受けるよう強く勧めているほか、忘年会や新年会は慎重にするよう求めたうえで、次の点に注意するよう呼びかけています。

・換気などが行われている第三者の認証を受けた店を選ぶ。
・できるだけ少人数で、大声を出すことや長時間に渡るのを避ける
・食事中に会話をするときはマスクを着用

このほか、初詣や成人式などのイベントでは、可能なかぎり混雑を避けるべきだとしています。
さらに、ワクチンの3回目の追加接種について、高齢者は発症や重症化を予防するため、接種の順番がくればファイザー製やモデルナ製かに関わらずなるべく早い時期に追加接種を受けるよう呼びかけました。

分科会の尾身茂会長
〇感染者数増を止めるのは難しい
「これから1年のうち、最も感染が広がりやすい年末年始の時期になることを考えれば、感染者数が増えてくるのを止めるのは難しいと思っている」
〇早く強い対策打つ必要
「オミクロン株は、海外では過去に例がないくらいのスピードで拡大していて、日本でもいったん広がり始めると急速に拡大する懸念がある。状況によってはこれまでよりもさらに早く強い対策を打つことが必要になると思う。
これからクリスマスや忘年会などで人と人との接触機会が急激に増えたあと、多くの人が帰省すると地域に感染が広がる事態が懸念される。現在の感染状況を踏まえると、今すぐ一般の人たちにステイホームや帰省の取りやめを求めるわけではないが、この年末年始の過ごし方が今後の感染状況を左右することになるので、ぜひ協力をお願いしたい」

東京都が無料検査 約180か所に

12月24日、東京都内で初めてオミクロン株の市中感染が確認されたことを受け、都は、症状がない場合でも感染に不安を感じる都民は希望すれば誰でも無料で検査を受けられる取り組みを、25日一部の民間検査機関で始めました。

そして、27日から、検査が受けられる場所がドラッグストアなどおよそ180か所に広がりました。都によりますと、検査場所の拡大で都内では1日あたりおよそ3万件の検査が行えるということです。

この検査は都内に住む住民が対象ですが、健康上の理由や12歳未満でワクチンの接種を受けられない人については都民でなくても受けられます。
PCR検査か、抗原検査を選ぶことができます。

PCR検査:結果は早ければ当日 有効期限は検体採取日から3日後まで
抗原検査:結果は10分程度 有効期限は検体採取日の翌日まで

陽性の結果が出た場合は、都が、改めて、医療機関を受診し確定の診断を受けるよう勧めるということです。
検査を受けるには、運転免許証やマイナンバーカードといった名前や住所、年齢など本人と確認できるものが必要です。

無料検査 予約制に切り替えたところも

東京都は、基本的には事前の予約は必要ないとして取り組みを始めましたが、一部の検査機関には多くの人が訪れて列を作るなど混雑しています。
このため、一部の検査機関はインターネットでの予約制に切り替えているほか、ドラッグストアのなかには検査キットが品切れになるケースもあるということです。
また、検査の結果はメールのみで知らせるためアドレスが必要になるところもあります。

検査が受けられる場所は、都のホームページで公表されていて、都は、検査に行く前に予約が必要かどうかなどそれぞれの検査機関のホームページで確認するよう呼びかけています。

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