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オミクロン株 “感染者の個室隔離可能な体制を” 都の専門家が指摘

  • 2021年12月10日

世界で感染が広がる新型コロナウイルスの新たな変異ウイルス、オミクロン株について東京都のモニタリング会議で専門家は、感染が確認された患者を個室で隔離できる入院医療体制の確保が必要だと指摘しました。オミクロン株について都の対応や注意点をまとめました。

オミクロン株 都内136人の濃厚接触者は

新たな変異ウイルス、オミクロン株の感染は、NHKが10日午前3時時点でまとめたところ、世界の55の国と地域で確認されています。国内では4人が確認されていて、政府は水際対策を強化しています。
都内の新型コロナウイルスの感染状況と医療提供体制を分析・評価するモニタリング会議では9日、オミクロン株に対する都の対応について報告されました。

海外から日本に入国して、オミクロン株の感染が確認された4人と同じ航空機に乗っていた濃厚接触者は、都内にあわせて136人いることが報告されました。そして、8日までの検査で、136人全員の陰性が確認されているこということです。

都によりますと、136人全員と連絡がとれているということで、都内の宿泊療養施設へ入るようお願いするとともに、個人の事情などで自宅待機する人も含めて、2日に1回のPCR検査を行うなど健康観察を続けているということです。

オミクロン株への対応と注意点 都の専門家は

オミクロン株の状況について専門家は「今後の動向を注視する必要がある」と指摘したほか、オミクロン株に関わらず今後の感染拡大に備えて、ワクチン接種は重症化の予防効果と死亡率の低下が期待されているなどとして接種の促進を呼びかけました。

さらに、専門家は、新たな変異ウイルスの感染が確認された患者を個室で隔離できる入院医療体制の確保が必要だと指摘しました。

「オミクロン株の感染者は個室隔離などの入院医療体制の確保が必要です。また、都ではオミクロン感染者だけではなく、濃厚接触者と判定される方を特定の宿泊療養施設で対応するための体制整備を進めています。 今後、懸念される感染拡大に備え入院調整本部は新型コロナウイルス感染症情報システムの機能強化を図っています」

専門家  “夜間滞留人口が顕著に増加 対策の継続を”

そして、専門家は年末年始に向け、会食の機会が増えることが予想され、新たな感染拡大のきっかけになる可能性があるとして注意を呼びかけました。

「11月後半から夜間滞留人口の急激な増加が続き、12月に入ってさらに増加傾向が顕著となっていて、特に中高年を中心とした深夜帯の増加が目立っています。年末年始に向けて移動や人流の増加、飲食の機会が増えることに加えて、オミクロン株の出現などにより、感染リスクが増してくることが予想されます。ワクチン接種のさらなる推進、換気などを含んだ基本的な感染症対策の継続、医療提供体制の整備等を継続的に実施していくことが必要と考えます」

小池知事 “市中の監視体制強化が肝要”

モニタリング会議のあと、小池知事は記者団に対し、「オミクロン株の感染拡大を防ぐためには、市中での監視体制を強化することも肝要だ」と指摘し、都独自のオミクロン株を判別できるPCR検査の手法を、近隣の県に加えて関西の自治体とも共有していく考えを示しました。
そのうえで、「オミクロン株は、感染力が高い可能性があると疑われている。感染拡大を防ぐため、あらゆる場所における基本的な対策の徹底という原点に戻ることが重要になってくる」と述べ、マスクの着用や手洗い、それにキッチンのレンジフードなども活用したこまめな換気など、対策の徹底を重ねて呼びかけました。

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