オフィス街に近い東京 千代田区の神田明神で行われたのは「名刺納め祭」です。名刺をデジタル化して保存するサービスを手がける東京のIT企業が、6年前から毎年行っています。
8日は10人余りが訪れ、ことし、仕事で交換するなどした大量の名刺を境内に設けられた「護縁箱」と呼ばれる箱に納めました。
いただいた名刺なので、会社でシュレッダーかけるよりも、こういうところで、納めさせていただいたほうがいいなのかなと思いまして。とてもいい機会をいただいた。
自分の名刺を100枚くらい納めました。部署名が変わるので使わなくなった名刺があったので。新しく部署が変わるということで、御利益があるかなと思って古い名刺を納めました。
データとして保管して、名刺はせっかくいただいたものなので、処分できずに会社の机のなかに入れっぱなしになっていました。せっかくいただいたものを何かのご縁につなげるという面ではいいと思います。
神田明神の神職が祝詞をささげ、商売繁盛を祈りました。
納められた名刺は今後、溶解処理されるということです。
名刺を捨てるのは心理的なハードルが高いが、神社に納め、これまでの出会いに感謝する機会にしてほしい。
主催した会社がビジネスパーソンを対象に行った調査では、掃除の際に捨てられないものの1位が「もらった名刺」で、個人情報が記されていて捨てると失礼だと感じる人が多いということです。
また、最近は、テレワークなどで名刺交換の機会が減り、その間の部署の異動などで、自分の名刺が使えなくなった人も多いということです。