JR東日本は山手線など首都圏の路線で、運転士1人で車掌が乗り込まないワンマン運転の導入を目指すことになりました。早ければ4年後の導入を目指すとしています。将来的な人手不足が懸念されることが背景にあるということですが、SNSでは安全性について不安を訴える声もあがっています。
JR東日本は東北など合わせて41の路線で、1両から最長5両までの列車でワンマン運転を行っていますが、人口減少を背景に将来的な人手不足が懸念されることから、首都圏の主要な路線でも導入を目指すことになりました。
ワンマン運転の導入を検討
〇山手線全線
〇京浜東北・根岸線 大宮~大船
〇南武線 立川~川崎
〇横浜線 東神奈川~八王子
〇常磐線各駅停車 綾瀬~取手
ワンマン運転の導入が検討されているのは、山手線の全線と、京浜東北・根岸線の大宮と大船の間、南武線の立川と川崎の間、横浜線の東神奈川と八王子の間、それに、常磐線各駅停車の綾瀬と取手の間などです。
これについてSNSでは、安全性について不安を訴える声も見られました。
首都圏の路線でのワンマン運転の実現に向けては、11両で編成されている山手線をはじめ、長い車両の編成が想定され、乗客の安全をどのように確保していくかが課題となります。
JR東日本では、今後、運転席からホーム上の安全確認を行うカメラを車両に設置するほか、山手線など一部ではATO=自動列車運転装置の整備を進め、2025年から2030年ごろの導入を目指すとしています。