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東京都が都民の都内への旅行補助 1泊5000円 観光地では期待の声

  • 2021年11月25日

感染の再拡大への備えと同時に「経済活動の本格的な再開」に向けても、新たな動きが出ています。東京都は、観光産業の回復に向けて、都内への旅行に対し補助することになりました。都民の都内への旅行を対象に、1泊あたり5000円、日帰りは1回あたり2500円を補助します。かつてのにぎわいは戻るのか、観光地の反応は?

東京都が新たな補助

東京都は、観光産業の回復に向けて、国の観光需要の喚起策「Go Toトラベル」の再開にあわせて都民の都内への旅行に1泊あたり5000円を補助することになりました。

都は、新型コロナウイルスの感染状況が大幅に改善するなか、経済活動を下支えする対策を強化することにしていて、11月30日から始まる都議会に提出する補正予算案をまとめました。

このうち観光産業の回復に向けての補助は次の通りです。

都民の都内への旅行を対象に1泊あたり5000円、日帰りは1回あたり2500円を補助する事業に33億円を計上しています。60万泊分にあたる費用で、都は、感染状況を見極めながら、国の観光需要の喚起策
「Go Toトラベル」の再開にあわせて実施することにしています。

観光地・浅草では

東京・浅草では観光客が増えるきっかけになるのではと期待の声が聞かれました。

東京・浅草の「仲見世商店街」では平日にも関わらず、若者など多くの人の姿が見られました。
このうち、おみやげ店の「仲見世 なかつか」の中塚よしみさんは、緊急事態宣言が解除されて日を追うごとに人通りが増えていると感じています。

店の売り上げはことし9月までは例年の1割程度でしたが、10月からは半分程度まで戻ってきているということです。

中塚よしみさん
「人通りは増えましたが、まだ財布のひもはかたいと感じます。都内への旅行を対象に補助があれば、おみやげを買ってくれる人も増えるのではないか」

仲見世商店街振興組合 金子弘之 理事長
「旅行に補助されることになればうれしいです。ただこのまま感染者が少ない状況が続くことが前提だと思います。みんなで感染対策をとることが大切だと思います」

“このままだと旅館業は疲弊したままに”

人通りは増えたものの、客足の回復はまだ実感できないというところもあります。

東京・浅草の昭和22年創業の老舗旅館「雷門旅館」は東京オリンピック・パラリンピックなどを見込んで、2019年建て替えを行いました。
しかし、新型コロナの影響でことし1月から10月までの売り上げは例年の1割程度にとどまっているということです。

このため、1泊7万円以上するスイートルームを平日、日帰りで利用できるプランを設けるなど、稼働率を上げるための取り組みを進めています。

「雷門旅館」代表 戸部祥子さん
「浅草の街には観光客が戻りつつありますが宿泊にまでお客様が戻ってきているという状況ではないと思います。まだ東京への旅行に違和感を感じている人がいるのかもしれません。このままだと旅館業は疲弊したままになってしまうので東京都の補助は大変ありがたいです。この機会にたくさんの人が来てくれることを期待したいです」

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