東京都内の企業を対象にしたテレワークの調査で10月の実施率がことし最も低くなりました。SNSでは「朝の電車混むようになってきた」「テレワークも減ったし出張も復活した」などの声があがっています。
都は、新型コロナウイルスの感染状況が改善したことが影響していると分析する一方、再拡大に備えて積極的な活用を企業に呼びかけていくことにしています。
東京都が都内の従業員30人以上の400社余りを対象に、毎月、行っている調査によりますと、10月、テレワークを行った企業は55.4%でことし最も低くなりました。
過去最高だったのは第5波で感染が急激に拡大した8月の65.0%で、この2か月でおよそ10ポイント低下しています。
SNSでは・・・
規模別で見ると、従業員300人以上では8月と変わらず85%だった一方、100人以上300人未満は15ポイント低い57%、30人以上100人未満では12ポイント低い47%でした。
都は感染状況が大幅に改善し、出勤する人が増えたことが要因ではないかと分析しています。特に規模の小さい企業で実施率が低いことから、都は、再拡大に備えて、専門家を派遣する支援制度なども紹介しながら、積極的な活用を呼びかけていくことにしています。