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コロナ対策のアクリル板をどかさないで 都内飲食店からのお願い

  • 2021年11月12日

新型コロナによる飲食店への時短要請が解除され、通常営業を始めた飲食店では、にぎわいが戻りつつあります。ところが感染防止のアクリル板が頻繁にどかされたためか破損してしまった飲食店もありました。会食の機会が増える時期を前に、店の経営者からは感染防止対策の緩みを懸念する声も聞かれます。

通常営業再開 感染対策は

 
新型コロナによる東京都の時短要請に応じてきた、新橋にある居酒屋では、要請が解除された10月25日から通常営業を再開しました。夜の時間帯の客は、感染が拡大する前の7割程度まで戻ってきているということです。

利用客

やっぱりアクリル板とかあったほうがいいと思う。ワクチン打っていてもかからないわけでないので。

店では安心して利用できるように引き続きテーブルにアクリル板を設置するなどの感染対策を続けています。ところが、再開早々に、設置したアクリル板の下の部分が壊れてしまいました。

どかされすぎ?感染防止のアクリル板が破損

店によりますと、夜は7割程度の客が食事中にアクリル板を移動させているということで、この3週間で、壊れてしまうことが2度あったということです。店では他の客が不安を感じないよう元の位置に戻すよう声をかけているということですが、「会話する際に邪魔なので不要だ」などとして聞き入れてくれない客もいるということです。

店主の平山徳治さん
「対策を促すと気分を害してしまう人もいるので、本当に難しいかじ取りです。久しぶりに会食する場面で気持ちも高揚すると思いますが、“安心して飲食できる”これが大きなテーマです。皆さんが協力して、自分たちの空間だけ楽しむという考え方は控えてほしいと思います」

「マスク会食」当初は協力的だった客も…

一方、同じく新橋にある焼き鳥店では客に感染対策への意識を高めてもらおうと、席にあらかじめ、マスクを置いておく取り組みを行っています。「マスク会食」を改めて意識してもらう狙いがあるということで、当初は客の多くが協力的でしたが、最近は協力してもらえないケースも出てきたといいます。

店主の山科昌彦さん
「ポケットに入れてそのまま話して、自分のマスクを逆ポケット入れたり置きっぱなしにしたりとか若干、効果が薄くなっている気がします。客どうしでトラブルになる前に感染対策へのご理解とご協力をお願いしています。仕事帰りの楽しい場所をみんなで共有できればと思います」

専門家 “年末年始の会食増 対策で抑え込みを”

本格的に日常を取り戻す動きが顕著になる一方で、都内の感染状況について専門家はどう見ているのでしょうか。
11日に開かれた都内の新型コロナの状況について分析・評価する東京都のモニタリング会議で専門家は、都内の感染状況について「感染者数が一定程度に収まっていると思われる」とされる、4段階のうち最も低いレベルとしました。また、医療提供体制については、「通常の医療との両立が可能な状況」とされる4段階のうち2番目に低いレベルとし、いずれもこれまでの判断を据え置きました。
ただ、専門家は、今後の年末年始で会食が増えることを踏まえ、対策の継続を呼びかけています。

専門家
「年末に向けクリスマス、忘年会、帰省などで会食の機会が増える。マスクを外したまま長時間にわたって大人数で会話することや、ふだん会っていない人と会食することは新たな感染拡大のきっかけになる恐れがある。引き続き、冬に備えてワクチン接種をさらに推進するとともに基本的な対策を徹底し、感染を抑え込む必要がある」

11日時点の都内の感染状況は、26日連続で1日の感染確認が50人を下回っていますが、前週の同じ曜日よりも増加している日も出てきています。都内の11日までの7日間平均は前週の130%余りと、下げ止まりの傾向が見られます。 

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