マスクをして晴れ着とスーツ姿で並んだ若い人たち。新型コロナウイルスの影響で、栃木県小山市では1月に予定されていた成人式を10か月遅れで7日に開催しました。
「まだかな~って感じで、楽しみにしていました!」
会場には、新成人のうれしそうな声が響いていました。
「これ、テレビの取材ですか?」
「まだかな~って感じで、楽しみにしていました!」
ことし1月から延期されていた栃木県小山市の成人式は、市内4か所の会場に参加者を分散させる形で行われました。
入り口では検温と消毒です
着席もディスタンス
このうち市立体育館の会場では、晴れ着にマスク姿の新成人などおよそ150人が席の間隔を開けて座りました。
式典では、浅野正富市長が「どんな時でも人のつながりを大切にして、若い力を原動力に決して臆することなく未来を切り開いてほしい」とあいさつしました。
新成人を代表して大学生の麦倉悠斗さんが抱負を述べました。
麦倉悠斗さん
「新たに成人となった私たちは、これまでとは違い、多くの自由のなかで生きていくと共に、大きな責任を背負って人生を歩んでいくことになります。目指す方向はそれぞれではありますが、自分らしさを忘れずにそれぞれの世界で社会に大きく貢献できるようこれからの人生を精いっぱい歩んでいきたい」
集合写真 このときだけマスクなしです
このあと、新成人たちは会場の外に出て友人どうしで写真を撮るなど、10か月遅れで迎えた門出の時を祝っていました。