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ワクチン3回目は2回接種の全員対象に 11月10日承認可否を判断

  • 2021年10月29日

新型コロナウイルスのワクチンの3回目接種について、厚生労働省は2回接種した全員を対象にする考えを示しました。申請が出ているファイザーのワクチンについては、11月10日に承認の可否を判断する方向で調整しています。また、3回目の接種について、モデルナやアストラゼネカのワクチンも申請があれば速やかに審査することにしています。

ワクチン追加接種 各国の対象者は

新型コロナウイルスワクチンの追加接種は、海外では、すでに始まっています。ただ対象者の範囲は各国によって異なっています。

ワクチン追加接種 各国の対象者の範囲
アメリカ 65歳以上
18-64歳 特定疾患がある・リスク高い仕事の人
イギリス 50歳以上
16-49歳 重症化リスク高める疾患がある
介護施設の人・医療従事者
カナダ 長期療養施設などの高齢者
フランス 65歳以上(自宅生活)・高齢者施設の人
重症化リスクが非常に高い人
基礎疾患がある・医療従事者・救急隊員
イスラエル 対象拡大 当初 60歳以上→現在 12歳以上

厚生労働省による

厚生労働省によりますと、アメリカでは、65歳以上の高齢者や、18歳から64歳で特定の疾患がある人や仕事などでウイルスにさらされるリスクが高い人などが追加接種の対象となります。
イギリスでは、50歳以上の人や、16歳から49歳で重症化のリスクを高める疾患がある人、介護施設の居住者や職員、それに医療従事者などです。
カナダでは、長期療養施設などに入っている高齢者です。
フランスでは、自宅で生活する65歳以上の高齢者や、高齢者施設などの居住者、重症化リスクが非常に高い人、基礎疾患がある人、それに医療従事者や救急隊員などです。
またイスラエルは、当初、追加接種の対象を60歳以上としていましたが、対象を段階的に拡大し、現在は12歳以上としています。

ワクチン3回目接種 対象者をどうするか

新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種の対象者について、厚生労働省は28日、専門家でつくる分科会を開いて議論しました。

この中で、ファイザーのワクチンの感染を予防する効果が2回目の接種から5か月後以降にどう変化したかが報告され、16歳から44歳では89%が39%に、45歳から64歳では87%が50%に、65歳以上では80%が43%に低下したとするアメリカの研究結果が紹介されました。また、海外では、各国で対応が分かれていることも説明されました。

このほか、分科会では3回目接種後の副反応について、ファイザーやモデルナのワクチンでは、報告された副反応が2回目までと同じ程度だったとするアメリカのデータも紹介されました。

分科会 2回接種の全員を3回目接種の対象に

分科会は、2回目の接種を終えた人全員を対象にする方針で一致しました。高齢者など重症化を予防する効果が低下しやすい人などには、できるだけ3回目の接種を受けるよう呼びかけることも厚生労働省に求めました。

これを受け、厚生労働省は2回目の接種からおおむね8か月以上たった人に3回目の接種を行う考えを示し、11月にも改めて分科会を開いて正式に方針を決めることにしています。

3回目接種のワクチン 承認判断の時期は

国内ではまだ3回目の接種での使用が認められたワクチンはなく、関係者によりますと、厚生労働省は、9月、承認申請があったファイザーのワクチンについて、11月10日に専門家の部会を開いて承認の可否を判断する方向で調整に入ったということです。
部会で承認が了承されれば、厚生労働省は数日以内に正式に承認した上でことし12月に医療従事者から順次、3回目の接種を始める方針です。

3回目の接種について、厚生労働省は2回目までと同じワクチンを使用することを基本としていて、モデルナやアストラゼネカのワクチンについても承認の申請があれば速やかに審査することにしています。

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