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東京都 コロナ対策認証受けた飲食店の要請解除へ 10月25日以降

  • 2021年10月20日

東京都内では、新規陽性者の減少が続き、ことしに入って最も少ない水準になっています。
東京都は、今の「リバウンド防止措置期間」が終わったあとの10月25日以降、新型コロナウイルスの感染対策で、都の認証を受けた飲食店に対する要請を解除し、酒の提供時間や営業時間の制限をなくす方針です。

東京都の認証飲食店とは 全体の約85%に

東京都は、ことし4月から職員などが飲食店をまわり、テーブルどうしの間隔の確保やアクリル板の設置、換気の徹底といった20のチェック項目を点検しています。

そのうえで、対策が十分にとられていれば「点検済み」を示す背景が青色の虹のステッカーを交付して、認証しています。
都の認証を受ける店は増えていて、今月15日の時点で10万2000店あまりと都内全体のおよそ85%にのぼります。

新規陽性者 3日連続で50人下回る

都は、緊急事態宣言の解除後、10月24日までを「リバウンド防止措置期間」と位置づけ、感染対策の徹底の認証を都から受けた飲食店には酒の提供を午後8時まで可能とし営業時間は午後9時までとするよう要請しています。

この間、都内では新規陽性者の減少が続いていて、19日まで3日連続で50人を下回ってことし最も少ない水準となったほか、入院患者も19日時点で、第5波のピーク時のおよそ14分の1に減りました。

認証飲食店 時短などの制限なくす方針

関係者によりますと、都は、こうした状況をうけて、措置期間が終わったあとの10月25日以降、認証を受けた店に対する要請を解除し、酒の提供時間や営業時間の制限をなくす方針です。
一方、認証を受けていない店に対しては、酒の提供時間などに一定の制限を設けられないか調整しています。

飲食店の現場では

東京・新橋の焼き鳥店「山しな」は、東京都の要請に応じて、緊急事態宣言の期間中は営業時間を午後8時までに短縮し、酒の提供も取りやめていました。
ただ、宣言が解除されたことから、10月から営業時間を午後9時まで延長し、酒の提供も午後8時まで再開した結果、売り上げは新型コロナが拡大する前のおよそ7割まで戻ってきているということです。

今回、都の認証を受けた飲食店は酒の提供時間や営業時間の制限がなくなる方針となっていることから、この店では、店主が常連客がキープしている酒のボトルの確認を行っていました。
常連客の中には、去年の3月以降、1年半以上、訪れていない客もいるということで、こうした人には中身の酒の入れ替えを勧めることにしています。

この店では、制限がなくなれば営業時間を午後11時まで延長する方針ですが、1人に1枚無料でマスクを配って会話するときには着用を呼びかける感染対策は継続することにしています。

店主の山科昌彦さん
「制限がなくなれば、ことしに入って初めて普通の営業ができるのでうれしく感じている。お酒を提供できるようになり、遅い時間からのお客にも来てもらえると、コロナ前に近づけているなと思う。
また感染者が増えると再び要請が出るかもしれないという不安感もある。お店でできる範囲の対策をして、安心して飲み食いできる生活に戻れるようにしたい」

居酒屋 スタッフの確保が課題 早く決断を

東京・渋谷でたこ焼きなどを提供している居酒屋は、新型コロナウイルスの感染拡大前は午後5時から翌朝5時まで営業していましたが、現在は、正午から午後9時までの営業に変更しています。

要請が解除されれば、元の営業時間に戻したいと考えていますが、その際に問題なのがスタッフの確保です。この店では、以前は、日中は4人から5人、深夜の時間帯は3人の社員やアルバイトが店に出ていましたが、現在、平日の日中は2人のみとなっています。

深夜の営業ができなくなった際に、多くのスタッフに休んでもらう必要があったため、すでに別の仕事を見つけて辞めてしまった人もいるといいます。この店では、休んでもらっていたスタッフに連絡をとったり、新しく人を雇ったりすることを検討していて、そのためにも、都が早めに解除を決断してほしいと訴えています。
 

居酒屋「くれおーる」 大野克司営業統括部長
「解除されるのはうれしいが、深夜に営業できなかった間にお断りしてしまったお客が本当に戻ってくれるのか心配もある。営業時間を戻すことも、人を雇うことも、正式に発表してもらわないと動くことができない。都には早く決めてほしい」

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