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新型コロナのクラスター 誤った感染対策から正しい対策を知る

  • 2021年10月18日

新型コロナウイルスの感染者は減少していますが、東京都内ではワクチンの接種が進んだあとも、福祉施設などでクラスターが相次いで判明。
そこで東京都は、クラスターが起きた高齢者施設などで確認された誤った感染対策や、正しい対策の解説をまとめた事例集を作成しました。どんな事例がまとめられているのでしょうか?

ワクチン接種8割超もクラスター

都内の感染の第5波では、65歳以上のワクチン接種率が8割を超えた8月以降も、高齢者施設や障害者施設でクラスターが相次ぎました。

こうしたなか、都に提言や助言を行う専門家ボードは、クラスターが起きた施設で確認された、誤った感染対策や正しい対策の解説をまとめた事例集を作成しました。

誤った感染対策 正しい感染対策は?

事例集では16のケースが紹介されています。

消毒薬はスプレー使用しない
× スプレーボトルに消毒薬(次亜塩素酸ナトリウムやアルコール)を入れ、噴霧し消毒。
〇 手すりやドアノブなどの汚染箇所を消毒する時は、環境クロスを用いて清拭消毒。

アルコールなどを使って手すりやドアノブを消毒する場合は、直接スプレーするのでなく、クロスなどで拭き取ることが重要。

ポケット内の物に触ったら手指消毒を徹底
× 職員がポケットに鍵やPHSなどを入れ、取り出して使用した際に、手指消毒がなされていない。
鍵やPHSなど、共有したり汚染したりする可能性があるものは、ポケットに入れず所定の場所で管理する。個人持ちの場合でも汚染の可能性を考慮して、触ったあとの手指消毒を欠かさない。

携帯電話などが入ったポケットは汚染されているおそれがあるとして、必要のないものは極力、入れないか、ポケットの中を触った手は消毒を徹底。

ガウンは使い回さない
× 濃厚接触者に対して、職員はガウンを着用して対応。しかし、同じガウンを何度も使い回していた。
一度着用したガウンは再利用せず、入所者ごとに使い捨てで対応する。
防護服や白衣は消毒したうえで、使い回すことはせず、入所者への対応が終わったらそのつど交換する。

更衣室での感染リスクを減らす
× 狭い更衣室で、出勤時や退勤時に多くの職員が同時に使用して会話。
更衣室の使用時間をずらすなどし、同時に更衣室を使用する職員数が少なくなるようにする。更衣室には職員が会話をしないよう掲示したり、手指消毒薬の設置、できる限り換気を行うなど感染リスクを下げる工夫を行う。

整理整頓をする
× 職員が使用するエリアが雑然としており、環境清掃を行う際に効果的に実施できていなかった。
物を減らして整理整頓することで環境清掃をしやすくなる。

この事例集は都福祉保健局のホームページで見ることができるほか、今後、都内の高齢者施設などに配布される予定で、都は、効果的な対策を徹底してほしいと呼びかけています。

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