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成田山新勝寺 来年の初詣は“分散参拝”呼びかけ見送る方針に

  • 2021年10月7日

ことしの初詣では、各地で三が日をなるべく避けてもらう呼びかけがありましたが、来年に向けては、事情も変わってきているようです。千葉県の成田山新勝寺は、ことしの初詣で行った“分散参拝”の呼びかけを、来年は見送る方針です。

“感染対策を講じながら参拝を”

千葉県の成田山新勝寺には、例年、正月三が日におよそ300万人が初詣に訪れます。
ことしの三が日は、感染拡大を防ぐためなるべく参拝を避けてもらう“分散参拝”を呼びかけました。
来年の初詣については、密を避ける感染対策が定着し、ワクチン接種も進んでいるなどとして、“分散参拝”の呼びかけを見送る方針です。

そのうえで、境内の各所に消毒液を設置したり、参拝者どうしが距離を取るための目印を貼り付けたりする感染対策を引き続き行うことにしています。

今回の方針について参拝者に話を聞いてみると…。

 

ワクチン接種が進み、感染者も減ってきているので、分散参拝は呼びかけなくてもいいと思います。三が日に参拝したい人もいてあまり縛りすぎない方がいいと思います。

 

分散参拝したほうが、まだいいのかなって思います。呼びかけがないとたぶん行きやすくなってしまうので、少し怖いです。

新勝寺企画課 松岡照英係長
「コロナウイルスの感染拡大がまだ分かりませんから、感染状況を注視しながら検討を重ねていく必要がある。境内が密にならないよう入場規制とか入堂規制をするなど対策を講じて、安心してお参りできる環境を整えたい」

参道の店ではにぎわい戻ることを期待

こうした新勝寺の来年の初詣の方針に、参道の店ではにぎわいが戻ることを期待しています。

創業100年を超えるうなぎ料理店では、“分散参拝”が呼びかけられ、緊急事態宣言が出された、ことし1月の売り上げは例年と比べて3割ほどに減少しました。それだけに、今回の方針を前向きにとらえているといいます。

店では、継続して感染対策を徹底。行列ができないよう、スマートフォンで順番を確認できるシステムも活用しています。

川豊本店 伊藤小澄 社長
「新型コロナウイルスがすぐに収まるものでないという認識はしているので、ウィズコロナということで、皆さんでコロナに気をつけながら、多くの方に安心して成田の方に来てもらえたらと思います」

専門家 何をすべきか準備することが大事

初詣の感染防止対策はどうあるべきなのでしょうか。ことしの成田市の初詣の、感染対策の指導をした国際医療福祉大学の松本哲哉 教授は次のように指摘します。

国際医療福祉大学 松本哲哉教授
「来年の初詣の時期は感染の第6波と重なる可能性は十分あると思います。その時に急にあわてて対応することはけっこう難しい。感染者数のレベルに応じた対応を段階的にあらかじめ決めておき、第6波が起きたら呼びかけを行うなど、何をすべきかを準備することが大事」

新勝寺では来年の初詣の対応について、今後の感染状況を見ながら柔軟に検討していきたいとしています。

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