東京都内では17日、新たに782人の感染が確認され、17日までの7日間平均はおよそ2か月ぶりに1000人を下回りました。また都は、感染が確認された25人が死亡したことを明らかにし、1日の発表としては今回の第5波で最も多くなりました。年代や感染経路別など詳細情報です。
東京都は17日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女あわせて782人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
1週間前の金曜日より460人減り、2日連続で1000人を下回りました。
前の週の同じ曜日を下回るのは26日連続です。
また、17日までの7日間平均は945.7人となり、およそ2か月前の7月16日以来、1000人を下回りました。7日間平均が前の週を下回るのは24日連続で、感染確認の減少が続いています。
都内で感染が確認されたのは37万563人になりました。
感染が確認された782人の年代別です。
10歳未満 85人
10代 78人
20代 190人
30代 144人
40代 125人
50代 83人
60代 35人
70代 26人
80代 12人
90代 3人
100歳以上 1人
「家庭内」245人
「職場内」46人
「施設内」32人
「会食」5人など
17日時点で入院している人は16日より195人減って2684人で、「現在確保している病床に占める割合」は40.8%です。
都の基準で集計したきょう時点の重症の患者は16日より3人減って179人で、重症患者用の病床に占める割合は35.6%です。
重症患者の年代別
20代 6人
30代 7人
40代 24人
50代 71人
60代 43人
70代 24人
80代 4人
また都は、感染が確認された30代から100歳以上の男女あわせて25人が死亡したことを明らかにしました。1日の発表としては今回の第5波で最も多くなりました。
〇自宅療養 50代男性
このうち1人暮らしの50代の男性は先月7日に感染が確認されました。
発熱とけん怠感の症状があり脳に疾患もあったため、入院先の調整が行われていましたが、入院先が決まらないまま自宅で療養を続けていて、先月10日に保健所が本人と連絡がとれなくなりました。
その日のうちに保健所の職員が自宅を訪問したところ、亡くなっているのが見つかりました。
〇自宅療養 30代女性
また1人暮らしの30代の女性は、今月4日に感染が確認され、発熱とせきの症状がありましたが軽症と判断され自宅で療養を続けていました。
保健所の健康観察では症状に変化はありませんでしたが、今月10日に本人と連絡がとれなくなり、家族が自宅を訪ねたところ、亡くなっているのが見つかりました。
今回の第5波で先月以降、自宅療養中に亡くなった人はこれで47人になりました。
また、17日に死亡が発表された5人はワクチンの接種を2回受けていました。
2回接種のあとに亡くなった人はことし7月19日以降、都が把握しているだけで44人になったということです。
これで都内で感染して死亡した人は2761人になりました。