新型コロナウイルスワクチンの職域接種で体調不良などによって設定された期間内に2回目を受けられない人たちは、「モデルナ難民」とも呼ばれています。国は近隣の会場などでも接種の調整がつかない場合、自衛隊の大規模接種センターで受け入れることを決めました。
職域接種は企業や大学などがモデルナのワクチンを使って実施していますが、1回目を接種したあと体調不良や引っ越しなどによって設定された期間内に2回目を受けられない人も出ていて「モデルナ難民」とも呼ばれています。
SNSには、このような声が寄せられています。
こうした人たちは近隣にある別の企業の会場や都道府県の大規模会場などで接種を受けることになりますが、それでも接種の調整がつかない場合、国は東京と大阪に設けられている自衛隊の大規模接種センターで受け入れることを決めました。
1回目の接種を行った企業や大学が都道府県や国と協議し大規模接種センターでの受け入れが決まれば、接種を希望する本人が直接センターに申し込むことになります。
実際にセンターで接種を受けられるのは今月23日以降となります。
一方、厚生労働省は職域接種を行う企業や大学などが2回の接種の機会を確保することが前提だとして接種期間の延長などを要請しているほか、都道府県に対しても少なくとも1か所はモデルナの接種会場を設けるよう求めています。
埼玉県でも対応を始めています。
埼玉県は、いわゆる「モデルナ難民」を接種対象に追加し、埼玉県南部ワクチン接種センター(県浦和合同庁舎)を会場に、9月20日(月)から接種を行うとしています。
予約は9月16日(木)午後2時から行い、当面、毎日10人午後6時半の枠で受付するとしています。