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受験生のコロナワクチン優先接種 「希望者は速やかに」

  • 2021年9月15日

大学入試では、9月1日から「総合型選抜」の出願が始まり、面接や小論文などの試験が進められるほか、高校入試では2学期の定期試験の結果が影響するところも多く、受験生への優先接種を求める声も上がっています。
国は14日、受験生を優先的に接種する取り組みの事例を、全国の自治体に通知しました。

受験生の優先接種 事例を各自治体に通知

入学試験を控えた受験生への新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐって、萩生田文部科学大臣は接種を実施する大学や自治体に対し、「速やかに接種を受けられるよう特段の配慮をお願いしたい」と述べ、希望する受験生には優先接種を行うよう要請する考えを示しました。

文部科学省と厚生労働省は、希望する受験生やその保護者などが速やかに接種を受けられるよう、すでに優先接種に取り組んでいる事例を、14日全国の自治体に通知しました。

東京都では、高校などの最終学年の生徒を都の大規模接種会場の対象者に追加しています。

このほか各自治体の取り組み
・兵庫県姫路市 高3対象に「受験生優先DAY」 専用の予約枠や会場設置
・沖縄県那覇市 受験や就職活動のため中3や高3などに専用の予約枠
・静岡県浜松市 受験生が接種を受けやすいように平日夕方・土日に接種機会

差別やいじめにつながらないよう対応を

一方、文部科学省は、ワクチン接種は強制ではなく個人の判断を尊重することが大切だとしていて、自治体に対し差別やいじめにつながらないよう対応を求めているほか、大学や高校に対し接種の有無を受験要件にしないよう強く求めています。

文部科学省は10日、全国の教育委員会などに今年度実施される高校入試における配慮事項を通知し、PCR検査などによる陰性証明やワクチン接種を受験の要件にしないよう求めているほか、陰性証明を提出しないことや、ワクチン接種をしていないことを理由に受験生が不利益を被らないよう強調しています。

都内の学習塾 受け止めは?

東京・豊島区に本社がある大手学習塾では関東地方のおよそ160か所で、小学生から高校生までを指導していますが、第5波の感染拡大に伴って一部の施設で生徒などの感染がわかり、一時休業するなどの対応をとりました。

これまでも対策を徹底して授業を行ってきましたが、9月から対面での集団授業を取りやめ、すべてオンラインの授業に切り替えました。

感染者数の状況などをふまえ、9月19日からは対面での授業を再開する方針ですが、不安な生徒などのために引き続きオンラインでの授業も続けることにしています。

早稲田アカデミー 伊藤誠 専務執行役員
「接種するかどうかは家庭ごとの判断だが、行政が働きかけを行い、万全の体制で人生の転機になる受験を迎えられるのはいいことだ。職員のワクチン接種も進み、必要な対策の準備は整っている状況だが、19日から、また多くの生徒を教室に迎え入れることになるので、改めて感染対策を徹底したい」

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