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ワクチン接種の効果 感染者を10万人以上抑制か 厚生労働省が推定

  • 2021年9月9日

新型コロナウイルスのワクチン接種で2回目を終えた人は全人口の半分近くとなっています。その効果について厚生労働省が簡易な方法で推定した結果をまとめました。それによりますと、8月までの2か月間で新型コロナウイルスの感染者を10万人以上、死者は8000人以上減らせた可能性があるということです。

ワクチン接種 2回目終了は全人口の約48%に

政府が6日公表した状況によりますと、国内で少なくとも1回、新型コロナウイルスのワクチンを接種した人はあわせて7506万5848人で、全人口の59.3%となっています。また、2回目の接種を終えた人は6061万9470人で、全人口の47.9%となりました。
高齢者で少なくとも1回ワクチンを接種した人は3191万4705人で高齢者全体の89.2%、2回目の接種を終えた高齢者は3122万0744人で87.3%となっています。

全人口にはワクチン接種の対象年齢に満たない子どもも含みます。また、実際はこれ以上に接種が進んでいる可能性があり、今後、増加することがあります。

接種が進んだ65歳以上 感染者数が減少

厚生労働省は、感染者の情報を集約するシステム「HER-SYS」のデータを使って、感染の第5波の時期の感染者数の増加率などをもとに、ワクチンの効果を分析しました。
それによりますと、7月の感染者数は6月と比べて、ワクチン接種が進んだ65歳以上では、0.86倍と減ったのに対して、65歳未満は2.95倍と大幅に増えていました。

〇7月の感染者数(前月比)
65歳以上 0.86倍
65歳未満 2.95倍

高齢者の感染を10万人以上抑えられた可能性

これをもとに、高齢者でもワクチン接種が進まず、若い世代と同じ増加率だったなどと仮定すると、7月と8月の2か月間で感染者数は合わせておよそ13万8000人となりました。
実際にはシステムに入力されたこの2か月間の感染者数はおよそ3万人で、厚生労働省はワクチンによって高齢者の感染を10万人以上抑えられた可能性があるとしています。

〇高齢者の感染者数
7・8月の入力された感染者数 3万人
若い世代と同じ増加率と仮定 13万8000人

さらにワクチン接種が進む前のことし1月から5月までの高齢者の致死率を掛け合わせて計算したところ、7月と8月の2か月間で高齢者8000人以上の死亡を防いだ可能性があるとしています。

厚生労働省
「あくまで仮定での試算だが、ワクチンの効果で高齢者を中心に感染者数や死亡者数の増加抑制が期待できる」

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