東京都内では8日、新型コロナウイルスに1834人の感染が新たに確認されました。また、都は、感染が確認された男女17人が死亡したことを明らかにしました。なかには、職場で倒れているのを出勤してきた同僚が見つけたものの死亡した人もいたということです。年代や感染経路別の詳細情報です。
東京都は8日、新型コロナウイルスに都内で1834人が感染していることを新たに確認したと発表しました。感染が確認されたのは10歳未満から90代までの男女で、1週間前の水曜日より1334人減り、17日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。
8日までの7日間平均は2040.6人で、前の週の60.6%です。7日間平均が前の週を下回るのは15日連続です。
都の担当者
「減った要因は正直分からない。学校が再開したことで増加するおそれがあり、医療体制のひっ迫は続いているので、引き続き対策を徹底してほしい」
都内で感染が確認されたのは36万人を超えて36万1026人になりました。
感染が確認された1834人の年代別の内訳です。
10歳未満 157人
10代 196人
20代 442人
30代 361人
40代 323人
50代 206人
60代 63人
70代 57人
80代 24人
90代 5人
「家庭内」 593人
「職場内」 117人
「施設内」 62人
「会食」 12人など
東京パラリンピックの関連では、日本人の業務委託の事業者2人の感染が確認されました。
8日時点で入院している人は、7日より156人減って4008人でした。「現在確保している病床に占める割合」は63.4%です。
都の基準で集計した8日時点の重症の患者は7日より8人減って252人で、重症患者用の病床に占める割合は51.2%です。
重症患者の年代別
20代 3人
30代 15人
40代 38人
50代 97人
60代 61人
70代 34人
80代 4人
都は、感染が確認された30代から50代、それに70代から100歳以上の男女あわせて17人が死亡したことを明らかにしました。17人のうち4人は30代から50代の男性です。
〇倒れているのが見つかり死亡
このうち、30代の男性は職場で倒れているのを出勤してきた同僚が見つけて救急搬送され、その際の検査で感染していることが確認されましたが、その日のうちに死亡しました。
また、40代の男性はビルの出入り口付近で倒れているのを通行人が見つけ、救急搬送されましたが、搬送先で死亡が確認されました。その後の検査で感染していたことがわかったということです。
このほか、入所していた高齢者施設で療養していた80代の男性は、施設の職員と保健所が健康観察を行っていましたが体調が急変して搬送先の病院で死亡しました。
都内で感染して死亡した人は2594人になりました。