東京都内では5日、新型コロナウイルスに新たに1853人が感染していることが確認され、14日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。また、5日に死亡が発表された10人のうち、2人はワクチンを2回接種していました。2回接種したあとに感染して死亡した人は、7月19日以降、都が把握しているのは20人だということです。年代別や感染経路など詳細情報です。
東京都は5日、都内で新たに1853人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
感染が確認されたのは、10歳未満から100歳以上までの男女で、1週間前の日曜日より1228人減り、14日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。
5日までの7日間平均は2549.3人で、前の週の67.4%です。7日間平均が前の週を下回るのは12日連続です。
都の担当者
「学校が始まるなど人の流れが変化している影響が感染者数に反映されるのはこれからのため、このまま感染者数が減り続けるかはもう少し様子をみないとわからない。油断せずに感染防止の対策を続け、人との接触を避けてほしい」
これで、都内で感染が確認されたのは35万6595人になりました。
感染が確認された1853人の年代別の内訳です。
10歳未満 183人
10代 215人
20代 490人
30代 328人
40代 289人
50代 192人
60代 80人
70代 37人
80代 33人
90代 5人
100歳以上 1人
「家庭内」633人
「職場内」116人
「施設内」82人
「会食」 14人など
東京パラリンピックの関連では、いずれも外国人のメディア関係者1人と競技関係者1人のあわせて2人の感染が確認されました。
5日時点で入院している人は、4日より59人減って4292人でした。「現在確保している病床に占める割合」は67.9%です。
都の基準で集計した5日時点の重症の患者は、4日より3人減って264人で、重症患者用の病床に占める割合は53.7%です。
年代別の重症患者数
20代 4人
30代 13人
40代 37人
50代 104人
60代 59人
70代 41人
80代 6人
都は、感染が確認された30代の男性1人を含む、30代から90代の男女あわせて10人が死亡したことを明らかにしました。
〇自宅療養 50代の男性が死亡
このうち8月12日に感染が確認された50代の男性は発熱の症状があり自宅で療養していましたが、2日後の14日から保健所が連絡してもつながらず、さらに2日後の16日に自宅とは別の場所で死亡しているのが見つかったということです。
男性から症状の急変や入院を希望する訴えはなかったということで、都は、ほかの人に感染させるおそれがあることから、自宅療養中は外出せず、症状が急変した場合は保健所に連絡するよう呼びかけています。
第5波に入って7月以降、自宅療養中に亡くなった人は29人になりました。
〇2回接種後に死亡 2人
また、5日に死亡が発表された10人のうち、60代の男性と70代の男性はワクチンの接種を2回、受けていました。
2回接種したあとに感染して死亡した人は、7月19日以降、都が把握しているのは20人だということです。
都内で感染して死亡した人は2545人になりました。