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「ハイブリッド授業」通信障害相次ぐ オンラインやめる児童も

  • 2021年9月3日

さいたま市の小中学校などでは、新型コロナウイルスの感染防止対策として2学期から教室での対面授業と自宅でのオンライン授業を組み合わせた「ハイブリッド授業」を始め、1週間となりましたが、多くの学校で通信障害が相次ぎ、児童の中にはオンラインをやめて登校に切り替えるなど影響が出ています。

登校の判断は各家庭 「ハイブリッド授業」

さいたま市は、緊急事態宣言期間中は、登校するかどうかを家庭の判断に委ね、登校を控える場合には自宅からもオンラインで授業を受けられる「ハイブリッド授業」を行っています。

8月27日から2学期の授業が始まった浦和区の本太小学校。
5年生のクラスでも黒板が映り込むように画面を共有し、教員が自宅にいる児童にも質問しながら授業を進めていました。

授業を受けた子ども

画面が固まったりしたので、それがなければおもしろい授業だと思った。

オンラインで授業に参加

画面の黒板が少し見えにくい時にも、先生が端末を近づけてくれたのでわかりやすかった。

本太小 小田桐武蔵教諭
「離れていても、1つの場で授業ができていると感じられるよう工夫した。私たち自身が慣れていくことが課題だ」

通信障害相次ぐ

家庭の状況に応じて判断できると好意的な声が上がる一方で、市によりますと、開始2日目にはアクセスが集中してシステムにつながらなくなり、その後も音声が途切れるなどの通信障害が多くの学校で相次いだということです。

「ハイブリッド授業」の開始前に、市の調査ではオンラインを希望したのは、小学生はおよそ21%、中学生はおよそ12%でしたが、相次ぐ通信障害の影響でオンライン授業をやめる判断をする家庭も出ています。

2日間、オンライン授業に参加していたものの通信状態が悪く、登校に切り替えざるを得なかったという
ケースもありました。

小学生の母親

オンライン授業の途中で接続が途切れ、全く授業が受けられない状態が続いた日があった。このままでは授業に遅れが出るので感染しないか不安だが登校に切り替えた

また、「ハイブリッド授業」の開始の方針が各学校に伝えられたのは始業式の2日前で、市の教職員組合は翌日、「準備なきハイブリッド授業は現場の声に耳を傾けていない」などとして、教育長宛てに抗議文を提出しています。

小学校の50代女性教諭
「クラスによってはネットにつながらないなど通信障害が何度も起きている。そのつど家庭から問い合わせがあり、電話対応に追われた」

さいたま市教育委員会 細田眞由美教育長
「さいたま市のような大きな自治体で一斉にネットワークを使っていくとなかなか難しいということが今回のチャレンジで分かった。やれることはなんでもやろうということで1つ1つ改善していて、通信環境は改善されている。子どもたちにとって有効なものになるようチャレンジを続けていきたい」

 

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