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異物混入のモデルナワクチン 対象ロットを関東地方で使用の会場は

  • 2021年8月30日

モデルナの新型コロナウイルスワクチンの一部に異物が混入した問題で、厚生労働省は、接種を見合わせたワクチンが、すでに使用されていた大規模接種会場を公表しました。関東地方では、東京都、茨城県、埼玉県、神奈川県の会場で使用されていました。その詳細です。

使用確認の大規模接種会場を公表

モデルナの新型コロナウイルスワクチンの一部に粒子状の金属と見られる異物が混入した問題で、厚生労働省は、同じ工程で製造されたワクチンについて接種を見合わせるとともに、自治体や政府が設置した大規模接種会場のうち、すでに接種に使用していたことが確認された55か所をホームページで公表しました。

ロット番号「3004667」が使用された会場

それによりますと、実際に異物の混入が確認されたワクチンと同じ「3004667」のロット番号のワクチンが使用されたのは25か所です。厚生労働省のホームページによりますと、このうち関東地方では、東京都が10か所、茨城県、埼玉県でそれぞれ2か所、神奈川県が1か所となっています。

対象のロットの使用が確認されている会場(8月26日時点)
Lot3004667
都道府県 設置主体 大規模接種会場名
茨城県 茨城県 茨城県庁福利厚生棟
茨城県 茨城県立医療大学
埼玉県 埼玉県 埼玉県南部ワクチン接種センター
戸田市 戸田中央大規模接種センター
東京都 東京都 東京都乃木坂ワクチン接種会場
港区 東京アメリカンクラブ
台東区 上野精養軒本店
墨田区 第一ホテル両国 
墨田区 東武ホテルレバント東京
墨田区 東京スカイツリー(R)イーストタワー
大田区 キヤノン株式会社下丸子体育館
大田区 大田区産業プラザ(PiO)
大田区 大田区民ホールアプリコ展示室
小金井市 小金井市大規模接種会場
神奈川県 神奈川県 川崎市大規模接種会場

ロット番号「3004956」「3004734」が使用された会場

また、スペインの同じ工場で、同じ時期に製造された「3004734」と「3004956」のロット番号のワクチンが使用された会場は、合わせて30か所です。厚生労働省のホームページによりますと、このうち関東地方では、東京都の6か所で「3004956」のロット番号のワクチンが使用されていたということです。
                 ※関東地方で「3004734」の使用会場は確認されず(26日時点)

対象のロットの使用が確認されている会場(8月26日時点)
Lot3004956
都道府県 設置主体 大規模接種会場名
東京都 東京都 東京都乃木坂ワクチン接種会場
墨田区 旧向島中学校
墨田区 第一ホテル両国
墨田区 東武ホテルレバント東京
墨田区 東京スカイツリー(R)イーストタワー
大田区 キヤノン株式会社下丸子体育館

厚生労働省 “重大な問題を引き起こすリスクは極めて低いと考えられる”

厚生労働省は、個別の会場での接種については自治体に問い合わせてほしいとしているほか、接種を見合わせたワクチンが配送された812の職域接種会場については明らかにしていません。

厚生労働省は、仮に異物が混入したワクチンを投与しても、「重大な問題を引き起こすリスクは極めて低いと考えられる」としていて、体調に異変がある場合は、かかりつけ医などに相談するよう求めています。

群馬県でもモデルナのワクチンから異物が見つかる

さらに29日、新たに群馬県でもモデルナのワクチンから異物が見つかりました。群馬県によりますと、県が太田市に設置している「東毛ワクチン接種センター」で、使う予定だったモデルナのワクチンの瓶の中に、大きさが0.5ミリ未満の黒っぽい色をした異物1つが混入しているのが見つかったということです。
このワクチンのロット番号は国が使用の見合わせを公表しているものや、沖縄で異物が見つかったものとは別だということですが、県はロット番号の公表については国との間で調整中だとしています。

群馬県はワクチンを瓶から移し替えたり接種したりする際には目視で異物がないかを確かめているうえ、接種後の経過観察でも体調不良などは確認されていないとしていますが、異常があった場合は医師に相談するとともに県に連絡してほしいとしています。

見合わせのワクチン接種していた2人死亡 因果関係は不明

この問題をめぐって厚生労働省は、接種を見合わせたワクチンの接種を8月に受けていた男性2人が死亡していたと公表しています。死因や接種との因果関係は不明で厚生労働省が詳しく調べています。

厚生労働省
「異物の混入が原因で死亡したことを現時点で示す情報はない。接種後の死亡が偶発的だった可能性もあるが、透明性を確保する観点で公表した。今後、死因などについて情報を収集した上で専門家による評価をしていきたい」

“検査結果の速報は来週前半に判明” (8月28日時点)

国内でモデルナのワクチンの供給を担う武田薬品工業は「モデルナ社とともに厚生労働省と協力しながら調査を行ってまいります」としているほか、アメリカの製薬会社モデルナも、武田薬品工業と連名でコメントを発表しました。

製薬会社モデルナと武田薬品工業の連名コメント(28日)
「お二人がお亡くなりになった事実を非常に深刻に受け止め、ご冥福を心よりお祈りするとともに、ご遺族に心よりお悔やみを申し上げます。今後、接種との因果関係について、厚生労働省と協力しながら緊急性かつ透明性をもって誠実に調査を行っていきます。分析のため検査機関に検体を送付しており、検査結果の速報は来週前半に判明する予定です。結果がわかりしだい、速やかな情報の開示に努めます」

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