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電動キックボードの事故で書類送検 新たな乗り物の使用ルールは

  • 2021年8月27日

電動キックボードは車輪が付いたボードの上に人が立って走行する乗り物で、街中でもよく見かけるようになりました。ただ、利用が広がるとともに事故も相次ぎ、無免許運転でけがをさせた疑いで書類送検されたケースもでています。新たな交通手段として注目される電動キックボードや使用ルールについてまとめました。

利用広がる電動キックボードで事故が

警視庁によりますと、ことし6月、電動キックボードを新宿区の都道で、無免許運転した上、赤信号を無視してタクシーと衝突し乗客にけがをさせたとして、23歳の飲食店従業員が無免許危険運転傷害の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは、東京・新宿区に住む23歳の女性の飲食店従業員です。事故で、飲食店従業員も右手の骨を折る大けがをしました。

現状の使用ルールは 規制緩和の動きも

電動キックボードは、車輪が付いたボードの上に人が立って走行する乗り物で、充電式の小型モーターで加速して進みます。持ち運びも簡単で、手軽な移動手段として欧米諸国で利用が広がっています。
国内の法律では原動機付自転車と同じ区分のため、原則、車道しか通行できず、運転免許証の携帯や、ナンバープレート、方向指示器の取り付けやヘルメットの着用が必要です。

〇電動キックボード
・原則 通行は車道のみ
・運転免許証の携帯やヘルメットの着用
・ナンバープレートや方向指示器の取り付け

国内では規制を緩和して自転車と同じように気軽に利用できるよう安全性や利便性を確認する目的で実証実験が進められています。このうち、都内では、ことし4月、国の認定を受けた業者が貸し出す車両に限定し、時速15キロに制限するなどして、渋谷区など一部地域の道路でヘルメットを着用せず走行できる実証実験が始まりました。

事故の電動キックボードの状態は

一方、今回の事故では、運転免許がなかった上に、公道を走る際に必要なナンバープレートやミラーなどが取り付けられていなかったということです。
飲食店従業員は任意の事情聴取に対して容疑を認め、「赤信号なのは分かっていたが、車が来ていないように見えたのでそのまま進入した。電動キックボードは便利な乗り物だと思い、去年9月に購入した」と話しているということです。

警視庁によりますと、都内ではことしに入ってから電動キックボードが関係した事故が相次ぎ、8月24日までにあわせて34件に上っているということです。

安全に利用するために

電動キックボードなど、今後、利用が広がるとみられる小型の乗り物については、ルール作りに関わる動きも出てきています。

警察庁の検討会は、電動キックボードについて、時速15キロ以下の速度しか出ないものは、運転免許は不要として、自転車専用レーンなども走れるようにすべきだとしていて、警察庁は新たなルール作りを進める方針です。
また、国土交通省は、今後、電動キックボードが走行する空間の確保や駐車スペースの整備など、まちづくりと一体となった安全性を確保する基本的な考え方について検討することにしています。

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