1. NHK
  2. 首都圏ナビ
  3. もっとニュース
  4. 「フジロック」感染対策徹底し開幕 地元「ありがたいが不安も」

「フジロック」感染対策徹底し開幕 地元「ありがたいが不安も」

  • 2021年8月20日

「開催はありがたいが感染が広がる不安もあり複雑な気持ちだ」
国内最大級のロックの祭典「フジロックフェスティバル」が20日からスタート。主催者側は感染対策を徹底するとしている一方、地元からは感染の拡大につながらないか不安の声も出ています。

国内最大級のロックの祭典

2018年7月 新潟県湯沢町

フジロックフェスティバルは毎年夏に新潟県湯沢町で開かれる国内最大級のロックの祭典です。ノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランさんや、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなど、国内外から名だたるアーティストが出演してきました。
しかし、去年は新型コロナウイルスの影響で開催されませんでした。

感染対策を徹底し開催へ

開催か、中止か、注目されたことしの「フジロック」。
主催者によりますと、ことしは感染対策を徹底しての開催を決めたということです。
例年、1日の入場者数は4万人から5万人ほどですが、ことしは半数以下に制限していて、20日午後1時時点の入場者は1万259人でした。

このほか主催者は、出演者を国内のアーティストに限ったうえで、希望する観客には事前に無料で抗原検査キットを送付し、検査してもらっているほか、酒類の持ち込みや会場での販売を禁止するなどの対策をとっているとしています。

新潟県湯沢町の会場の入り口ではマスクをつけた観客らが検温を受けたり手や指の消毒をしたりしたあと入場していました。

参加者

いろんなライブがなくなっているのをみていると、すごく悲しい気持ちになっていた。音楽が好きで、音楽に救われた気持ちがあるので還元するという意味でも参加した。マスクや消毒は徹底して、しっかり感染対策をして大丈夫だったよと言えるようにしたい。

「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」は中止に

中止の判断をした音楽フェスティバルもあります。
茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で、毎年夏に開催される「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」は、国内最大規模のロックイベントです。

去年は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止されましたが、ことしは収容人数を大幅に減らしたり、人の移動を抑えたりする感染対策を実施して8月に開催すると、6月に発表していました。
しかし、主催団体は、茨城県医師会などから中止や延期などを検討するよう要請されたことを踏まえ、開催中止を発表しました。

県医師会によりますと、中止が発表されてから、医師会の要請に関連する抗議が、電話やメールで寄せられたということです。
要請をおこなった理由について県医師会は、ワクチン接種が進んでいない20代の観客が首都圏を中心とした県外から多く来場すると予想されるうえ、8月には感染力の強いインドで確認された変異ウイルスのデルタ株が増加するとみられることなどから、医療機関への負担を懸念したと説明しました。(7月14日の取材)

地元では不安の声も

「フジロックフェスティバル」が開催されている、新潟県湯沢町では、「開催はありがたい」とする声の一方、感染の拡大につながらないか不安の声も出ています。

JR越後湯沢駅の近くで飲食店を経営する女性
「フジロックの開催前から受け入れる客を半分にしているので、イベントがあっても売り上げには関係ない。首都圏でお酒を飲めないからといって、ここでお酒を飲んで騒ぐ人がいないか不安だ」

夏の売り上げの9割ほどがイベントの客の売り上げだという湯沢町の旅館では、宿泊客どうしが接触しないなど感染対策をして参加客を受け入れていますが、10部屋のうち2部屋の予約がキャンセルになったということです。

旅館を経営 綿貫悟さん
「経営的には開催はありがたいが感染が広がる不安もあり複雑な気持ちだ。なんとか感染者を出さず無事に終えてほしい」

ページトップに戻る