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自宅療養中の死亡相次ぐ 緊急性高い症状など注意点は?

  • 2021年8月18日

新型コロナウイルスの感染の急拡大で、自宅療養者が過去最多となり、自宅療養中に亡くなる人も相次いでいます。専門家がまとめた緊急性の高い症状など注意点は?

第5波 自宅療養中に死亡 7人

第5波で都が把握した自宅療養中に死亡した人は、17日までの発表で7人となっています。

8月7日発表 50代女性
50代の女性1人は、今月2日に陽性がわかり、自宅療養をしていたということです。自宅療養を始めて4日目の今月5日になって容体が急変して、搬送された病院で亡くなったということです。

8月10日発表 70代男性
70代の男性は自宅療養中に体調が急変して自宅で亡くなったということです。この男性は、陽性がわかった当初、発熱がないなど症状が軽く、基礎疾患もなかったことから自宅療養を希望したということです。
医師が往診して脱水症状だとわかり、点滴を打ちましたが、その翌日に体調が急変して死亡したということです。

都の担当者
「自宅療養中に体調が急変することはありえる。これだけ自宅療養中の人が多いとなおさらだ。自宅療養を希望した人の体調が急変した場合、どこまで助けられるのか対応が難しくなると思われる」

8月11日発表 30代男性
30代の男性は先月7月28日に陽性と確認されたときには微熱があり軽症でした。
自宅で療養を続けていましたが8月6日に連絡が取れないことを不審に思った家族が自宅を訪ねたところ、すでに死亡していたということです。
保健所による毎日の健康観察では特段、体調の変化はなく、亡くなる前日の5日には不眠を訴えていたものの、そのほかの異常は確認されなかったということで、都は、容体が急変したと見ています。男性は1人暮らしで基礎疾患はなかったということです。

都の担当者
「前日まで体調が安定していた人が亡くなる状況だ。改めて、怖い病気だという危機意識を共有し、感染防止対策に取り組んでほしい」

8月13日発表 50代男性
50代の男性は、自宅で療養中に倒れているのを同居する家族が見つけましたが、その後、死亡が確認されました。男性は陽性と判明したとき、せきと熱の症状がありましたが、軽症だったということです。
都によりますと、男性には脂質異常症の基礎疾患があったということですが、保健所の毎日の観察では症状の悪化や呼吸障害の訴えはなかったということで、都は、症状が急変したとみています。

8月15日発表 50代男性
50代の男性は1人暮らしで、自宅で療養していましたが、8月3日に家族が本人と連絡がとれなくなったため自宅を訪れたところ、亡くなっていたということです。保健所が亡くなる前日に行った健康観察では、異常は確認できなかったということです。
都によりますと、男性は、陽性がわかった時に発熱やせき、けん怠感の症状がありましたが、都が入院先を探す対象にはなっていなかったということです。

8月16日発表 40代男性
40代の男性は1人暮らしで自宅で療養していましたが、8月10日に本人と連絡とれなくなったため、会社の同僚が自宅を訪れたところ亡くなっていたということです。
都によりますと、保健所の健康観察では、前日の9日まで異常は確認されていなかったということです。男性は、陽性がわかった時に発熱やせきの症状がありましたが、都が入院先を探す対象にはなっていなかったということです。また、男性は基礎疾患はありませんでしたが、肥満だったということです。

8月17日発表 40代女性
都によりますと、亡くなった40代の女性は家庭内感染で、8月10日に陽性がわかったということです。夫と子どもも陽性となり、3人で自宅療養をしていたということです。女性は、陽性がわかった翌日、11日に保健所が行った健康観察では発熱とせきの症状があったということです。都には、保健所から入院の調整依頼がなかったということで、都は軽症だったとみています。

その翌日・12日に自宅で倒れているのを夫が見つけましたが、すでに亡くなっていたということです。現時点で、女性の死因は不明だということです。女性や家族が入院を希望したかどうかなど詳しい経緯は、都は、保健所から聞き取っていないためわからないとしています。
女性は、糖尿病の基礎疾患があり、ワクチンの接種歴はなかったということです。

小池知事
「今、家庭内感染が多いという状況にあって、コロナは急激に悪化する例がある。酸素ステーションを3か所、まずは準備をして、そういったおそれのある人が入院するまでの間の環境を整えるということで至急、進めていく。感染の予防とワクチンの接種、それから軽症者が受けて効果があると言われる『抗体カクテル療法』など、攻めと守りの両方で進めていく。それがいまの道だと考えている」

「緊急性高い」注意すべきポイントは?

新型コロナウイルスの感染の急拡大で、自宅療養者が過去最多となる中、新型コロナウイルスの対策に携わる医療や公衆衛生の専門家でつくる「有志の会」は、自宅療養中に注意すべきポイントをまとめて17日にツイッターで発信しました。
この中では、療養中に救急車を呼ぶ目安となる「緊急性の高い症状」として13項目を示しています。

●患者自身でチェック
・唇が紫色になっている
・息が荒くなった
・急に息苦しくなった
・生活をしていて少し動くと息苦しい
・胸の痛みがある
・横になれない座らないと息ができない
・肩で息をしている
・突然ゼーゼーし始めた
・脈のリズムが乱れる感じがする

●家族や同居者がチェック
・顔色が明らかに悪い
・いつもと違う、様子がおかしい
・反応が弱く、ぼんやりしている
・返事がなく、もうろうとしている

こうした症状があっても、医療がひっ迫している地域では救急車を要請しても搬送までに長い時間がかかるため、体調の変化が不安なときにはかかりつけ医や診断した医師、保健所や自治体の相談窓口に相談するよう呼びかけています。

自宅での感染防ぐポイント

また、自宅での感染を防ぐポイントもまとめています。

自宅での感染防ぐポイント
・部屋を分ける
・感染者や世話をする人はお互いにマスクをつける
・世話をする人はできるだけ限られた人にする
・感染者や世話をする人はこまめに手を洗う
・日中はできるだけ換気
・手がよく触れる共用部分は掃除・消毒
・汚れたリネンや衣類を洗濯
・ごみは密閉して捨てる

専門家有志の会
「保健所からの連絡や、診療所から自宅療養についての指導がないまま自宅療養に入る人が増えているため、必要な情報を届けなくてはいけないと思い発信した」

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