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都内 高齢者の感染人数が再び増加に 「今がいちばん大変な状況」

  • 2021年8月17日

東京都内では、ワクチン接種が進んだことから、感染者全体に占める高齢者の割合は大幅に下がっている一方、人数は再び増加しています。中等症の患者を受け入れている都内の病院では、一時少なくなっていた高齢の患者が再び増えていて、危機感を強めています。

高齢者の感染人数 再び増加に

都内の65歳以上の感染者 2062人(8月15日までの半月)
ことし5月以来 2000人超
6月1か月間の2.4倍 7月の1.4倍に

高齢者のワクチン接種が進んだことから、感染者全体に占める割合は8月は3.4%と、最も高かったことし2月の25.2%から大幅に下がっていますが、感染の急拡大で人数は再び増加しています。
これに伴って高齢の世代の重症患者も増加しています。

60代以上の重症患者は7月は30人前後で推移していたのが、8月15日時点では74人と一気に倍以上になりました。

都の専門家は「高齢者は重症化リスクが高く入院期間が長期化することもあるので、今後の陽性者の増加が危惧される」として危機感を示しています。

中等症患者受け入れている病院 危機感強める

中等症の患者を受け入れている都内の病院では、一時少なくなっていた高齢の患者が再び増えていて、危機感を強めています。

河北総合病院(東京・杉並区)は、新型コロナウイルスの患者に対応する基幹病院の1つで、本院と分院で中等症までの患者を受け入れています。

この病院では新型コロナ患者用に43床を確保していますが、一時、数人程度まで減っていた60代以上の患者が再び増加し、いまは全体の3分の1を占めています。

病床は常に満床で、救急搬送の要請を断らざるをえない状況が続いているため、一般病棟の1つのフロア38床をコロナ病床に変えて12床増やす予定だということです。

ただ、看護師など医療スタッフの編成をし直す必要があるほか、一般の入院患者を制限したり、ほかの診療を断ったりするなどの影響が出てしまうということです。

河北総合病院 杉村洋一 院長
「2週間ほど前は20代、30代が中心だったが最近はまた年齢が上がり、60代以上も15人くらい入院している。全体的に患者が増えていて、高齢者は重症化しやすいので、入院要請が割合的に増えているのではないか。今は一般の入院患者を制限しつつ、コロナの患者さんを受け入れるしかない状況だ。12床増やすといっても、それがどれぐらい役に立つのかといったら、ほんとにもう微々たるものと思うので、国全体で考えていかなければいけない。新型コロナが始まって、今がいちばん大変な状況だ。もうしばらく一人一人が注意しないといけない」

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