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40度の危険な暑さに 熱中症の注意点は?室内も危険

  • 2021年8月10日

10日は太平洋側を中心に晴れて気温が上がり、埼玉県熊谷市の予想最高気温は40度など、危険な暑さが予想され、各地で猛暑日となる見込みです。熱中症の発生場所、最も多いのは「住居」。注意点をまとめました。

埼玉 熊谷で40度予想 各地も猛暑日に

気象庁によりますと、関東甲信は晴れて気温が上昇する見込みです。
▽埼玉県熊谷市で40度、
▽さいたま市と前橋市で39度と危険な暑さが予想されているほか、
▽東京の都心、水戸市、宇都宮市で38度、▽横浜市で36度となっています。

SNSでは、40度という予想最高気温に驚きの声が。

予報で40度は初めてみた気がする。

 

耐えられる気がしない。

 

夏休みの部活、中止してほしい。

熱中症 発生最多は住居

熱中症の注意点です。
総務省消防庁によりますと、熱中症の発生場所で最も多いのは「住居」で、今シーズンの最新のデータでも3分の1を占めています。

「暑くなってから」ではなく、事前にエアコンを使って部屋を涼しく保って下さい。高齢者の場合は「暑くなってから」ではなく、エアコンをONにする基準を決めておきましょう。

・部屋に温度計を置き、「室温」と「湿度」チェック
・温度設定は「暑がりの人」にあわせて
・「室温28度」「湿度70%」はエアコンONの目安
・ エアコンは「つけっぱなし」がお得!

熱中症対策に詳しい
帝京大医学部附属病院高度救急救命センター 三宅康史センター長

「エアコンを使う時には『設定温度』ではなく実際の『室温』が重要です。部屋に温度計を置き、室温や湿度を気にしておくことが大切です。複数の人がいる場合、いちばん“暑がりの人”にあわせて温度を決めましょう。寒いと感じる人は靴下をはき、上着を羽織るなどして対策してください」

搬送の約半数は高齢者 声かけを

「高齢者」にはしつこいくらい「声かけ」を
熱中症で搬送された人の約半数は「65歳以上の高齢者」です。高齢になると暑さを感じにくくなり、基礎代謝も落ちるため、若い人より寒がりになります。体感に頼ると「まだ暑くない」と対策が遅れます。

基準を設け、家族や周囲の人が電話など直接声をかけてエアコンの使用を確認して下さい。また、水分補給は食事の時だけでなく、時間を決めて行うことも大切です。

・家族や周囲の人は、「電話」でエアコンの使用を確認して
・数時間経過したら、再度、状況確認の電話をするのがコツ
・「室温28度」「湿度70%」はエアコンONの目安
・エアコンは「つけっぱなし」が省エネに
・時間を決めて水分補給して
(朝/10時/昼/15時/夕食時/寝る前/起床時)

三宅センター長
「家族や周囲の人が電話する時は『室温は何度?』と確認し、『28度に下がるまでエアコンを入れ続けて』などと具体的に伝えて下さい。そして『2時間後にまた電話するね』と継続して確認する意思を伝えることも大切です。しつこいようですが、繰り返し確認することで、エアコンを付けることが習慣になるのが望ましいです」

「子ども」は体調に気を配って

子どもは体温調節の機能がまだ発達しておらず、体に熱がこもりやすくなっています。
また、身長が低く、地面の照り返しの影響なども受けやすい特徴があります。体の異変をうまく伝えられないため、大人が体調の変化に気を配り、水分の補給などを心がける必要があります。

・体調の変化がないかよく観察する
・こまめに声をかけ、体調の変化を確認する
・大量の汗をかいている、顔が赤い…という時は涼しい環境で休ませる
・氷をたくさん入れた水筒を持たせる
・長時間、外では遊ばせない

三宅センター長
「凍らせたペットボトルを持たせるケースがありますが、おすすめは、氷をたくさん入れた水筒です。子どもは常温よりも冷たい飲み物の方が飲むので、一度中身を飲みきっても、水道水などを足すことができるように、氷のたくさん入った水筒を持たせるのが良いと思います」

覚えておきたい応急処置

異変を感じたらためらわずに救急車を呼ぶことも重要です。暑いところにいた人が体調不良になったら熱中症を疑いましょう。意識がなければすぐに119番。待っている間は涼しい場所に移動して服を緩めて体を冷やして下さい。

意識がある場合も涼しい場所に移動して体を冷やし、自分で水が飲めるようなら、冷水やスポーツドリンクなど、水分や塩分を与えて下さい。自分で水を飲めない場合や、水を飲んでも症状が改善しない場合は、状況を知っている人が病院に付き添ってあげて下さい。

熱中症と新型コロナウイルス

新型コロナウイルスの対策が続く中でのこの夏は、マスクの着用や運動不足の影響で熱中症のリスクが高まっています。距離を十分に取れる場所ではマスクを外すなどの対策が必要です。

□ マスクをしたまま負荷の大きな作業はしない
□ 人と距離がとれる時にはマスクを外す
□ 暑い場所で体調不良の人がいたら、熱中症を疑って対処を
□ 応急処置で水を飲ませる時は、新たに購入したものなどを提供

三宅センター長
「熱中症も新型コロナウイルスも症状が似ているため、医療関係者でないと見分けはつきません。とにかく、熱中症予防、感染予防を徹底し、『熱中症にならない』『感染しない』ことが大切です。もし暑い場所で体調不良の人がいたら、まずは熱中症を疑って対処して下さい。水を飲ませる時には、口をつけていない新しいものを渡すといった工夫は必要かもしれません。
また、新型コロナウイルスの感染予報として手洗いが推奨されていますが、冷水での手洗いは体の冷却にも効果的です。少し長めに丁寧に手を洗うことで、手に流れる血液を冷やすことができるので、脇の下を冷やすのを同じ効果が得られます」

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