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茨城・栃木・群馬にもまん延防止等重点措置 宣言同等の措置も

  • 2021年8月5日

新型コロナウイルス対策で、政府は、まん延防止等重点措置の適用地域に、茨城、栃木、群馬を含む8県を追加し、期間は8月8日から31日までとすることを決めました。政府は、重点措置の適用地域では、飲食店での酒の提供を原則、停止するなどの対策を徹底するとともに、医療提供体制の確保に取り組むことにしています。

北関東も急拡大 1都6県で新規感染者数「ステージ4」

新型コロナウイルスの感染者数が連日、過去最多を更新する中、首都圏の1都3県に加えて北関東も感染が急拡大しています。対策について助言する厚生労働省の専門家会合が4日開かれ、感染が各地で急拡大する状況や、ひっ迫が始まっている医療体制の状況について分析が行われました。

会合で示された資料によりますと、新規感染者数は3日までの1週間では、前の週と比べて、全国では2.09倍と急激に増加しています。
首都圏でみますと東京都では1.89倍、神奈川県で2.26倍、千葉県で2.04倍、埼玉県で2.03倍と1週間前の2倍前後の急拡大となっています。
また、茨城県では2.62倍、栃木県では2.32倍、群馬県では3.33倍と、緊急事態宣言が出されている1都3県を上回りました。

現在の感染状況を人口10万人あたりの直近1週間の感染者数で見ると、全国で58.54人となったほか、東京都が167.82人でこれまでに国内のどの地域でも経験したことのない規模の感染拡大になっています。
関東地方の1都6県は、いずれも感染状況が最も深刻な「ステージ4」の目安の25人を超えています。

首都圏では茨城・栃木・群馬に重点措置適用へ

こうした中、新型コロナウイルス対策をめぐり5日午前、感染症などの専門家でつくる政府の「基本的対処方針分科会」が開かれました。

西村経済再生担当大臣
「全国の多くの地域で、新規陽性者数が、これまで経験したことがないような、極めて速い、桁違いな急速な増加をしている状況だ。それに伴い、重症者の数も2週間程度で2倍に増え、医療現場が厳しい状況になってきている。『デルタ株』が首都圏で9割を占めてくるという状況で、局面が変わってきており、これまで以上に危機感を共有しながら対策を徹底する必要がある」

その上で、感染状況の悪化を受けて、まん延防止等重点措置の適用地域に、茨城、栃木、群馬を含む8県を追加し、期間は、8月8日から31日までとする政府の方針を分科会に諮り了承されました。
これを受け政府は、5日夕方、対策本部を開き、正式に決定しました。

これによって、すでに東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に緊急事態宣言が発出されている関東地方では、茨城県、栃木県、群馬県も重点措置の適用地域とされることになりました。

“地域限り酒類やカラオケ停止など宣言同等の厳しい措置”

西村経済再生担当大臣は、5日午前に開かれた分科会のあと記者団に対し「全国に緊急事態宣言を出すくらい、非常に厳しい状況にあるというご意見をいただいた。これまで経験したことのない、桁違いの感染拡大であり、対策を徹底していく必要があるという強い危機感を共有した」と述べました。
その上で「まん延防止等重点措置になる地域では、地域を限ってではあるが、酒類やカラオケの停止など緊急事態宣言と同等の厳しい措置をお願いすることになる。新規陽性者の数を抑えないと医療提供体制の負荷が高まっていくので、都道府県と連携して対策を徹底していきたい」と述べました。

政府は、重点措置の適用地域では、飲食店での酒の提供を原則、停止するなどの対策を徹底するとともに、医療提供体制の確保に取り組むことにしています。そして、変異ウイルスの広がりに危機感をもって対応する必要があるとして、国民に対し、基本的な感染対策の徹底のほか、不要不急の外出の自粛や、お盆の時期の帰省や旅行は極力控えることなどを粘り強く呼びかけることにしています。

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