1. NHK
  2. 首都圏ナビ
  3. もっとニュース
  4. 東京コロナ新規感染者の試算 8月は1日5000人超に 京大・西浦教授ら

東京コロナ新規感染者の試算 8月は1日5000人超に 京大・西浦教授ら

  • 2021年7月30日

東京で、新型コロナウイルスの感染がいまのペースで拡大し続けた場合、1日の新規感染者の数は8月中旬には1日5000人を超えるとするシミュレーション結果を、京都大学の西浦博教授らのグループがまとめました。
その結果の詳細と今後の注意について、西浦教授に聞きました。

今のペースで増え続けると8月中旬 1日5000人超

東京都の感染状況の今後について、西浦博教授らのグループはシミュレーションを行い、28日、厚生労働省の専門家会合で示しました。

試算では、東京都の1日の新規感染者数を前の週の同じ曜日と比較して現状の水準を参考に1.4倍のペースで増え続けると仮定しました。

その結果、東京都では8月11日には5000人を超える1日5027人という結果になりました。
その後も同じペースが続くと、来月26日には1日1万643人に上る計算になったということです。

京都大学 西浦博教授
「今の時点では緊急事態宣言から2週間たつので、そろそろその効果が見えてくるはずだが、今のところの顕著な効果っていうのはまだ見て取れない。今、感染が加速化しているのは間違いなくデルタ株、インド由来の変位株によって今の流行速度というのは加速化しながら拡大していると考えている。一部の地域では、デルタ株が置き変わるときに急増が起こるということを念頭に置いて、感染者数に対する医療体制というのを考えておく必要があると思っている。デルタ株が置き変わりながら流行が進んでいっている」

入院患者 8月には6000人超の予測も

グループでは、7月21日までのデータをもとに、東京都の入院患者などの今後の推移についても試算を行いました。
試算では、1人が何人に感染を広げるかを示す実効再生産数を、変異ウイルスの感染力の強さなどを考慮して今の時点で「1. 5」と仮定し、今後、実効再生産数が10%しか減らなかったとしました。
その結果、東京都の入院患者数は8月9日の時点で6000人を上回るという計算になりました。

さらに、今後の実効再生産数が、ことし4月に出された緊急事態宣言の際と同じ程度の効果を想定して30%減少したとしても、入院患者数は減少傾向にまではならず、8月10日には4000人を超える結果になったということです。

西浦教授
「しばらく感染者数というのは増加する傾向が持続すると考えておいたほうがいいと思っている。今はまずできる対策をひとつひとつ積み重ねていく事が必要。医療崩壊という点で心配しているのは救急がひっ迫するわけだが、コロナ以外の救急もひっ迫をするとこういう事によって、本来救えるだろう命が救えない状態が起こる。そういう状態が起ころうとしていることをとても心配している。ワクチンを接種していても、ふだん会わない人とは会わないようにするなど、一人ひとりが協力してほしい」

ページトップに戻る