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感染者増加の神奈川県 緊急事態宣言について黒岩知事は【発言詳細】

  • 2021年7月28日

神奈川県内では27日、新たに758人が新型コロナウイルスに感染していたことが確認され、半年ぶりに700人を超えました。黒岩知事の会見や県の動きを詳しくお伝えします。

医療現場は崩壊する直前(28日会見詳報)

神奈川県の黒岩知事は、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な状況になっているとして、近く埼玉県と千葉県とともに政府に緊急事態宣言を出すよう要請する考えを明らかにしました。
神奈川県内の新規感染者数は、ことし1月21日以来半年ぶりに700人を超えました。

感染状況について
700人をこえるという激増状態になってまいりました。
第4波はまん延防止重点措置を早く出すことによって激増を防ぐことができた。ところが、まん延防止重点措置が続いている中なのに、今ここにきて激増という大変厳しい状況になったと受け止めている。

搬送調整、この作業が大変今ひっ迫してきていると現場から受けている。
患者さんが陽性だとわかった場合にどう対応するか。宿泊療養施設に案内したり、中等症のかた重症のかたは入院など、調整をする作業をやっているが、これが大変ひっ迫しているという状況になっている。事態は非常に厳しい。
これは神奈川だけではなくて全国的に激増状態に入っているという感じがする。
そのなかでも東京都は目を疑うような新規要請者数。神奈川はそれに次ぐ、そう思ってみると埼玉・千葉もこれまでになかったような新規陽性者が出てきている状況。

どう対応するか、まさに正念場を迎えていると思っている。

ワクチン接種は急いでいるが、いつピークアウトできるのか。相当気合いを入れてやっていかないと。医療現場は崩壊する直前、そんな感じがするのでなんとか必死でしのいで乗り越えていきたい。

緊急事態宣言については
われわれはまん延防止重点措置だが、神奈川版緊急事態宣言をすでに打ち出している。
東京都が出している国から認められた緊急事態宣言と中身はほぼ同じで、違いは唯一全県じゃないということ。清川村だけをのぞいて、ほぼ神奈川県全域が緊急事態宣言になっている。これを神奈川版緊急事態宣言と呼んで、酒類の提供を一切、例外なく停止させていただいている。こういう厳しいお願いをしている状況。

埼玉、千葉は、その時点ではそれほど感染者激増状態じゃなかったが、最近、激増してきたなかで埼玉、千葉の知事と連絡をとりあった。埼玉も千葉も国に対して緊急事態宣言を求めたいと話があった。
そのときに神奈川はどうですかと聞かれたので、今申しあげたように、すでに神奈川版緊急事態宣言を出している、要請そのものは東京都と並ぶレベルの内容の緊急事態を出していますから、国に対して緊急事態宣言を求めるなら3県並んでいきましょうと申し上げました。

いま、事務的に調整が行われている最中だと受け止めている。

いつどんなかたちで国に対して要望していくのか調整していると受け止めていますので、今この時点では、いつなのか、きょうなのか明日なのか、どんな形になるのかといったことについては決まっていないのが現状。

神奈川独自の緊急事態宣言との違いは
まん延防止重点措置のなかでも、さまざまなレベルある。
ついこの間までは一日中の酒の停止を言っていましたし、この間はゆるめて、酒は禁止だけどもマスク飲食実施店だけは認める、そういうバリエーションがある。

緊急事態宣言になっても実は同じでありまして、みなさんご記憶にある通り、昨年の一番最初に出した緊急事態宣言はさまざまな休業要請があって、あちらこちら大型商業施設から、劇場からあらゆるところとまった。学校も一斉休校みたいな。非常に厳しい宣言だったが、最近の東京都の宣言の中身はそこまで厳しくない。

東京がやっている宣言と神奈川がやっている宣言の中身は同じ。国に対して緊急事態宣言を求める意義がどこにあるか、神奈川にとってみれば、1都3県、面で抑えていきますという姿勢をアピールする意義があると受け止めています。
中身の議論は1都3県になる。東京都も交えて議論することはあるかなと思います。 

神奈川県版の緊急事態宣言と、国が出している緊急事態宣言は何が違うかというところは、要請の協力金の金額が違うわけです。
神奈川県版の緊急事態宣言は、国のいいかたをするならば、まん延防止重点措置の範囲拡大といったことなんです。協力金の金額も違うといったところですね。このあたりは、議会からもいろんなご意見がありました。議会からそういったご意見があったということは、事業者からも声が上がっていたということだと思っています。事業者のみなさんにとってみれば、国の緊急事態宣言を早く出してほしいということだと受け止めています。

神奈川県として緊急事態宣言にふみ出すには、1都3県、まとまったかたちが効果的だと思っています。ちかぢかそうなるのではないかと思っています。

大事なのは医療崩壊をおこさないこと
いちばん大事なのは医療崩壊おこさないこと。
これだけかなり感染激増ではありましたが、シミュレーションをずっと行っていまして。

今の感染の増え方からいけば楽観的なシナリオの場合はこれぐらい、悲観的なシナリオの場合はこれくらいというシミュレーションを出して、そのときに病床はどのくらい必要なのか。ということをずっとしてきましたが、そのシミュレーションに入っているシナリオが動いている。

そろそろベッドの確保数を最大レベルに引き上げることが視野に入っている。次のやるべき対策だと思っている。

今起きていることは、誰もが経験したことがないこと。それに対してわれわれ最善の知恵を出しながら総力を結集してやっているところであります。次のカード、打つ手は限られているが、ワクチン接種進んでいるから、なんとか力合わせてこの危機を乗り越えたい。

29日 緊急事態宣言要請で3県会議

神奈川県内の28日の新規感染者数が初めて1000人を超えたことについて、黒岩知事は、「まさに緊急事態で大変な衝撃を受けている」と述べ、29日、埼玉県と千葉県の知事とオンラインで会議を開いた上で、政府に緊急事態宣言を出すよう要請することになるという見通しを示しました。

神奈川県内で、28日発表された新規感染者数は、初めて1000を超え、1051人となりました。感染者の数は、今月6日から23日連続で前の週の同じ曜日を上回り、感染の急拡大に歯止めがかからない状況となっています。

黒岩知事
「まさに緊急事態で、これまでにないような第3波を超える感染激増状態が続いており、大変な衝撃を受けている。非常に厳しい。人の流れをどうやって抑えるのか非常に大きな課題を抱えている」

この事態を乗り越えるため、1都3県で連携して取り組む必要があるとして29日、埼玉県と千葉県の知事とオンラインで会議を開いたうえで、政府に緊急事態宣言を出すよう要請することになるという見通しを示しました。

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