1. NHK
  2. 首都圏ナビ
  3. もっとニュース
  4. ワクチン クラスター300件余減の試算 医療従事者接種で

ワクチン クラスター300件余減の試算 医療従事者接種で

  • 2021年7月16日

新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種を受けた高齢者は14日時点で高齢者全体の8割近くとなり、2回目も終えた人は5割超に。ワクチンの接種が進む中、その効果の一端についての、試算がまとめられました。2月から始まった医療従事者への接種で医療機関などでのクラスターの発生件数があわせて300件余り減った可能性があるとしています。

医療従事者のワクチン接種 クラスターにどう影響?

試算は、西浦教授が14日に開かれた厚生労働省の専門家会合で示しました。
グループでは、去年11月からことし6月までの期間について、全国の感染状況や、ことし2月から始まった医療従事者へのワクチンの接種状況などのデータを分析し、医療従事者へのワクチン接種が、5人以上のクラスターの発生件数にどう影響したかを試算しました。

その結果、医療従事者へのワクチン接種が無かった場合は、
医療機関で1060件
高齢者施設で1631件 クラスターが発生したとみられるのに対し、

ワクチンを接種した場合は、
医療機関で896件
高齢者施設で1476件 と推定されたということで、
合わせて319件少ないという計算結果になりました。

グループによりますと、今回の試算では、そのあと始まった高齢者への優先接種や職域での接種の効果は含まれていないということです。

京都大学 西浦博教授
「高齢者や一般の人への接種が進むと、クラスターの件数は、今後さらに減っていくはずだ。ワクチンの効果のたまもので、感染状況が厳しい中、明るいニュースだ」

高齢者1回目接種8割近く 2回目も5割超

一方、新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種を受けた高齢者は14日時点で高齢者全体の8割近くとなり、2回目も終えた人は5割を超えました。

ワクチンの接種はことし2月から医療従事者などを対象に始まり、4月からは今年度中に65歳以上になる高齢者への接種も進められています。
政府が15日公表した14日時点の最新の状況によりますと、1回目の接種を受けた高齢者は全国で2813万4893人で、高齢者全体の79.28%となりました。
2回目の接種も終えた高齢者は、1853万7353人で52.24%です。

また、医療従事者や64歳以下の人も含めた接種状況は、1回目の接種を受けた人が14日時点で全人口の31.59%、2回目の接種も終えた人は19.68%となっています。
全人口には、ワクチン接種の対象年齢に満たない子どもも含みます。

これらのデータは各地域からシステムに入力された人数に基づくもので、実際はこれ以上に接種が進んでいる可能性があり、今後、増加することがあります。

ページトップに戻る