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ステージ4 都内のコロナ感染者数 4週間後には7日間平均2400人超か

  • 2021年7月15日

新規感染者数の増加が続く東京都の状況について、15日の都のモニタリング会議では、増加比がこのまま続くと、4週間後には7日間平均が2400人を超えるという分析が示されました。
都内の状況について専門家は「40代、50代で増えている傾向があるほか、活動量が多い20代、30代の入院患者数が、第3波、第4波より増えていることに注意が必要だ」と指摘しています。

新規感染者数 東京は全国唯一「ステージ4」

東京都内では15日、新型コロナウイルスに1308人が感染していることが確認されるなど、感染が拡大しています。
新型コロナウイルス対策について助言する厚生労働省の専門家会合で14日示された資料によりますと、首都圏の1都3県の新規感染者数は、13日までの1週間では前の週と比べて、東京都は1.31倍、神奈川県が1.47倍、埼玉県が1.28倍、千葉県が1.21倍と、それぞれ増加傾向が顕著になっています。

人口10万人あたりの新規感染者数を13日までの1週間でみますと、東京都が39.75人と全国で唯一、感染状況が最も深刻な「ステージ4」の目安の25人を超えていて、神奈川県は24.07人、千葉県は19.17人と「ステージ3」の目安の15人を超えています。

国際医療福祉大学 和田耕治教授(専門家会合のメンバー)
「緊急事態宣言が出される前の、自粛疲れなどによる人流の増加の影響が出ているとみられる。特に企業での会議や会食といった場、そして教育現場で部活動などを通じてクラスターが発生している。繁華街など特定のエリアというよりは広く日常生活の中で感染が広がっている印象だ」

都内 4週間後には7日間平均が2400人超か

15日開かれた東京都のモニタリング会議で報告された東京都の新規陽性者の7日間平均は、14日時点でおよそ817人と、1週間前の時点の1.31倍になりました。
この増加比がこのまま続くと、2週間後の7月28日には7日間平均が今の1.72倍のおよそ1402人、4週間後の8月11日には2.94倍のおよそ2406人になるということです。
都外に住む人が都内で行った検査で陽性になったケースを除くと、年明けの第3波のピークは1月11日のおよそ1816人で、これを大きく上回ることになります。

都内 50代以下が全体の90%に

東京都のモニタリング会議で15日示された分析の内容によりますと、7月12日までの1週間に感染が確認された人の年代別の割合は、20代が30.9%と最も多くなりました。次いで30代が20.4%、40代が18.3%、50代が12.1%などとなっていて、50代以下で全体のおよそ90%を占めています。

都内の感染状況について、厚生労働省の専門家会合では、20代から40代が新たな感染者の多くを占め、入院者数の増加傾向が継続しているとしています。
さらに東京都の重症者数は、40代や50代では、感染の第4波のピーク時と同水準になっていて、緊急事態宣言の効果が出るまで少なくとも2週間程度かかることが見込まれるため、感染拡大を前提とした医療体制の確保が求められるとしています。

国際医療福祉大学 和田耕治教授
「まだワクチンを接種しておらず、基礎疾患のある人が多い40代、50代で増えている傾向がある。さらに、活動量が多い20代、30代の入院患者数が感染の第3波、第4波より増えていることに注意が必要だ。インドで確認された変異ウイルス『デルタ株』への置き換わりが進み、これまでの感染対策では通用しなくなっていることを意味しているのではないか。新型コロナの流行が始まって以来、特に若い世代で、今が、一番感染が広がりやすい状況だ」

首都圏の感染拡大 全国への影響が懸念

厚生労働省の専門家会合は、現在の感染状況について「東京都を中心とする首都圏の感染拡大が顕著で、周辺や全国への影響が懸念される」と評価しています。このため、7月の4連休、そして夏休みにも、帰省や旅行で県境を越える移動は慎重を期すよう呼びかけています。

国際医療福祉大学 和田耕治教授
「ワクチンが広く全世代に行き渡るのを目の前にして、感染してしまわないよう、これまで以上に感染対策を徹底することが重要で今が瀬戸際だ。ことしの夏こそはと旅行を計画している人もいると思うが、県境を越えず、家族だけでの移動にとどめてもらいたい。オリンピックの応援も多くの人が集まる場所には行かず、家族だけで観戦してほしい」

 

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