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前週比1.7倍に急増 デルタ株など すでに都内の半数近くか

  • 2021年7月15日

インドで見つかった変異した新型コロナウイルス「デルタ株」について、厚生労働省などが感染者の一部の検体を遺伝子解析した結果、12日までの1週間は、前の週のおよそ1.7倍に急増していたことがわかりました。特に首都圏での感染が目立っているということです。国立感染症研究所は、東京都では、「デルタ株」などが、すでに全体の半数近くを占めていると推定しています。

急増する「デルタ株」への感染 1週間で1.7倍

厚生労働省は、全国の自治体に依頼して新型コロナウイルスの感染者の一部の検体を抽出し、PCR検査より詳しい遺伝子解析を行って変異ウイルスの広がりを調べています。
厚生労働省が7月12日までの1週間に自治体から寄せられた報告を集計した結果、全国で合わせて133人が、インドで見つかった変異ウイルスの「デルタ株」に感染していたことが分かったということです。前の1週間に報告された人数を53人、率にして66%上回っています。

関東地方について見ますと、東京都が全国で最も多い38人、次いで千葉県が28人、埼玉県が7人、神奈川県が6人、茨城県が4人、栃木県が1人でした。

デルタ株の感染がさらに拡大していることをうかがわせるデータもあります。全国の自治体が感染者についてPCR検査を行った結果、12日までに、デルタ株と同じ「L452R」の変異を持つ新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、全国で合わせて2450人で、1週間で1.7倍に急増しました。

“東京都はすでに49%” 国立感染症研究所が推計

国立感染症研究所は、14日開かれた厚生労働省の専門家会合で、「デルタ株」でみられる「L452R」の変異が含まれたウイルスが、どれくらいの割合を占めているか推定した結果を示しました。

研究所は、民間の検査会社6社の「変異株スクリーニング検査」のデータを元に推定していて、東京都と神奈川県、埼玉県、千葉県の首都圏の1都3県では、デルタ株などがすでに44%となっていて、8月初めにはおよそ80%を占め、8月末には、ほぼすべて置き換わるとしています。

最も割合が高いのが東京都で、すでに49%に上っていて、7月末には、およそ80%となり、8月下旬には、ほぼすべて置き換わるとしています。

デルタ株は感染力が強いため、感染者が急増して入院患者が増え、医療のひっ迫につながる恐れが指摘されています。

“置き換わり進み感染拡大の速度が加速する可能性も”

脇田隆字座長(専門家会合後の会見)
「デルタ株への置き換わりが首都圏で進んでいて、感染拡大の速度がさらに加速する可能性がある。これから4連休やオリンピック、それに夏休みなどもあるのでなるべく外出は控えて欲しい。オリンピックは、大勢で集まらずに家族などと少人数で過ごしながらテレビで観戦してもらいたい」

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