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東京・中野区 ワクチン接種16歳以上も開始 23区で最も早く

  • 2021年6月29日

「基礎疾患もなく、きょう予約して夜に接種できたのは驚きでした」
こう語ったのは20代の会社員。住んでいる場所は東京・中野区です。
中野区では、28日から16歳以上のすべての区民を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりました。東京23区で最も早いスタートです。

予約電話鳴り止まず 7月半ばまで埋まる

中野区中央の「かねなか脳神経外科」では、 区が16歳以上のすべての区⺠に予約の受け付けと接種を開始したことから、28日は午前中から若い世代を中⼼に予約の電話が鳴りやまない状態になりました。この病院では、仕事帰りの⼈なども接種が受けられるように、午後7時から10時まで夜間の接種も受け付けていますが、夜の部については1⽇あたり180⼈受け付けている予約が7⽉半ばまで埋まったということです。

接種を受けた人たちの反応は…

20代

基礎疾患もなく、きょう予約して夜に接種できたのは驚きでした。ワクチンを打ったからといってそうやすやすと外を出歩くわけではないですし、まだ我慢の時ですが、普通の日常に戻ってほしいなと思います。

30代

保育士です。接種は、7月とか8月になると思っていました。ほかの人に感染させないようにと思っていたので、ほっとしました。手洗いやうがい、消毒を、慣れてくるとおろそかになると思うので、引き続きしっかりしていきたいと思います。

40代

いろんな不安を抱えながら生活をしていたし、もやもやしながら自分たちの順番待っていたので早く仕組みを整えてもられて接種できたのはありがたいです。気持ちが楽になりました。

 

院長 金中直輔医師
「働いている人たちや部活動をしている高校生や大学生などの予約も多く寄せられました。日中はなかなか来にくい人もいるので、いろんな時間帯を設定して来やすい時間を選べるようにしています。需要があることがよく分かったので、とにかく早くワクチンを提供できるようにできることを進めたいと思います」

140か所の個別接種と巡回の集団接種でスピード接種

中野区ではなぜ、接種がすみやかに進んでいるのか。
都内のほとんどの区が高齢者施設に入所している人から接種を始めた中、中野区では施設に入所しているか否かに関係なく、75歳以上のすべての高齢者を対象にことし4月28日から接種を始め、5月21日からは65歳以上のすべての高齢者に対象を広げました。
中野区では、140あまりのクリニックでの個別接種以外に、集団接種を区の医師会館や15か所の区民活動センターを3か所ずつ巡回する形式で行ってきたことで、高齢者のニーズに応えることができたのではないかと見ています。

その後中野区では、16歳から64歳のすべての区民に今月6月10日に接種券を発送し、基礎疾患のある人などは15日から、保育士や幼稚園の教諭など、一部の職種の人には22日から接種を始めていましたが、28日からは、こうした条件にかかわらず、すべての人を対象に予約の受け付けと接種を始めました。
一般の16歳以上の人を対象にした接種は、東京23区の中では最も早いスタートとなります。

 

高村和哉広聴・広報課長
「早く接種したい人は中野駅近くの医師会館で、近くで接種したい人は巡回形式を待つなど、結果として多様なニーズに対応できたのかと思う。巡回での集団接種は派遣会社に委託して外部の医師に対応してもらい、区内の医師は医師会館や個別接種に専念できたことも早い接種につながった。ワクチン供給の状況は刻々と変わっているので、適切な方法をその都度考えてしっかり周知していきたい」

中野区では、ことし9月までに60%の区民への接種が終わる見込みだということです。

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