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志村けんさん 東村山市で「アイーン」 ファンの寄付で銅像に

  • 2021年6月28日

去年、新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなったコメディアンの志村けんさん。功績を後世に残していこうと出身地の東京・東村山市に志村さんの銅像が完成しました。「アイーン」のポーズをとる銅像は全国のファンから寄せられた寄付金をもとに作られたということです。

コロナに倒れた志村さんの功績を後世に

去年3月、新型コロナウイルスによる肺炎で、70歳で亡くなった志村けんさん。志村さんの功績を後世に残そうと、出身地、東村山市の青年会議所などの実行委員会が、志村さんの銅像を制作しました。その銅像の除幕式が、西武線の東村山駅前で、26日開かれました。

銅像は「アイーン」のポーズで

銅像は高さが1メートル80センチで、はかま姿の志村さんが笑顔で「アイーン」のポーズをとっています。また、銅像の後ろには「多くの笑いと感動をありがとう」というメッセージとともに志村さんの写真のパネルも設置されています。

銅像は、クラウドファンディングで全国6600人のファンから集まったおよそ2700万円の寄付もとに制作されたということです。

兄の知之さん
「みなさんに集まっていただきましてありがとうございます。全国のファンのみなさんの支援に基づきまして実行委員会が一生懸命がんばってくれて除幕式となりました。ありがとうございました。弟にはたくさんのファンの方がいたんだと実感できます」

世代を超えて親しまれた志村さん

昭和25年に東村山市で生まれた志村けんさんは、高校時代に、いかりや長介さんがリーダーの人気コミックバンド「ザ・ドリフターズ」の付き人となり、昭和49年に正式なメンバーとなったあと、民放の公開バラエティー番組「8時だョ!全員集合」で、持ちネタの「東村山音頭」や、チョビひげ姿で加藤茶さんと踊る「ヒゲダンス」などを披露して一躍人気メンバーとなりました。
その後も、「バカ殿様」や「変なおじさん」などの個性的なキャラクターや、「アイーン」、「だっふんだ」などのギャグで世代を超えて親しまれました。

大好きで東村山に引っ越してきました。みなさんの気持ちが集まって銅像ができているのですごくいい活動だなと思います。

お父さんが好きでよく見ていて、横で見ていることが多かった。(銅像は志村さんに)すごく似ている。思い出したら悲しくなっちゃうけど。

わたしはちょっと切なかった、思い出しちゃいましたね。東村山音頭を聞いていて育ったので。コロナが早く収まってほしいなと思います。

高木ブーさん
「夢にあいつが出てくることもあってきょうは銅像を見たくて出席しました。ひとりの人間の銅像が作られるということは大変なこと。周りの人が協力してくれないとできないですから。これだけのことをやりのけた、ドリフターズのメンバーの中でやったのはあいつですから、すばらしいと思うしうれしく思っています。これからは僕らの時代じゃないかもしれないけれども、永久に志村とともにドリフターズが残るんじゃないかと思っています」

 

 

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