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インドで確認の変異ウイルス 関東で新たに29人 影響と対策は

  • 2021年6月24日

インドで確認された変異した新型コロナウイルスについて、厚生労働省は、21日までの1週間で、全国であわせて36人が感染していたことを明らかにしました。このうち東京都は全国最多の13人、神奈川県がそれに次ぐ12人と、関東地方であわせて29人となっています。感染力が強いとされる変異ウイルスが今後の感染状況に与える影響や、基本的な対策などについてまとめました。

インドで確認の変異ウイルス 東京は最多の13人の感染確認

厚生労働省は、自治体と連携して新型コロナウイルスの感染者の一部の検体を抽出し、遺伝子を解析することで、変異ウイルスに感染していないかを調べています。
6月14日から21日までの1週間では、インドで確認された変異ウイルスに全国で合わせて36人が感染していたことがわかりました。内訳をみますと、東京都が最も多い13人、次いで神奈川県が12人、群馬県、千葉県、愛知県、大阪府、兵庫県が、それぞれ2人などとなっていて、関東地方では、あわせて29人となっています。

これまでに全国で153人の感染を確認

これまでに、この変異ウイルスに感染が確認されたのは、空港検疫を除くと、全国の13都府県で合わせて153人となりました。関東地方では、東京都が43人、神奈川県が29人、千葉県が18人、埼玉県が8人、群馬県が6人と、あわせて104人の感染が確認されています。

専門家会合 “変異ウイルスの影響 再拡大が強く懸念される“

23日に開かれた新型コロナウイルス対策について助言する厚生労働省の専門家会合で示された資料によりますと、新規感染者数は22日までの1週間では前の週と比べて、全国では0.84倍と引き続き減少傾向である一方で、東京都は1.08倍、千葉県は1.10倍と増加に転じています。東京都では20代の感染が多く、都心部で多い状況になっているとして、特に東京の繁華街などの人出の増加傾向が続くと感染の再拡大に向かうことが強く懸念されるため、警戒が必要だと指摘しました。

さらに、専門家会合は、感染力が強いとされるインドで確認された変異ウイルス「デルタ株」については、現在、検査で検出されているのは全国で3%程度ですが、7月中旬には半数が置き換わるという試算もあるとして、注視する必要性を強調しています。
これまでに緊急事態宣言の解除後には、すぐに人出が増加して感染の再拡大が起きているほか、イギリスで確認された変異ウイルス「アルファ株」やインドで確認された「デルタ株」の影響で感染拡大がさらに早く進む可能性もあり、再拡大が強く懸念されるとしています。

“3密でなくても感染“ 変異ウイルスへの対策は

一方、新型コロナウイルス対策の政府の分科会は、感染力が強い変異ウイルスに対応するための対策についてまとめています。

〇具体的な対策
マスクは密着させた上で可能ならば不織布マスクをつける
マスク着用でも室内での会話は可能なかぎり短時間
今まで以上に換気に注意 できる限りテレワークを

それによりますと、国内で起きたクラスターの分析から、密閉、密集、密接の3密が重ならなくても感染リスクが高まり、マスクをしていても長時間近くにいると感染した例も散見されるとしています。
そのうえで、具体的な対策として、マスクをしっかりと密着させたうえで、できればフィルター性能の高い不織布マスクをつけること、マスクをしていても室内での会話は可能なかぎり短時間にして大声を避けること、今まで以上に換気に注意すること、できる限りテレワークを行い、体調不良時には出勤、登校をしないことを求めています。

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