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変異ウイルス「デルタ株」感染力1.78倍か 関東で1週間に21人感染

  • 2021年6月10日

インドで確認されている新型コロナウイルスの変異ウイルス「デルタ株」について、京都大学の西浦博教授は国内での感染力は従来のウイルスの1.78倍になっているおそれがあるという分析結果を示しました。
このデルタ株について厚生労働省は、7日までの1週間に関東地方で新たに21人の感染が報告されたと発表しました。

従来株の1.78倍の感染力か 京大西浦教授らのグループ

この分析は北海道大学の伊藤公人教授と京都大学の西浦教授らのグループが行ったもので、9日開かれた厚生労働省の専門家会議で示されました。

グループでは新型コロナウイルスの国際的なデータベースを使って、日本国内から登録された変異ウイルスの数の変化を分析しました。その結果、インドで確認された変異ウイルス「デルタ株」の国内での感染力は従来のウイルスと比べて1.78倍になるおそれがあることが分かったということです。

デルタ株の感染 7日までの1週間 関東地方で21人感染

厚生労働省によりますと、インドで広がる変異ウイルス「デルタ株」について、7日までの1週間に8の都県から、合わせて34人の感染が確認されたと報告があったということです。前の1週間に確認された人数を10人上回っています。
関東地方ではあわせて21人で、その内訳は以下の通りです。

東京9人 神奈川5人 千葉5人 埼玉1人 群馬1人

またこれまでに国内で感染が確認されたのは合わせて87人です。
関東地方では、東京都が23人、千葉県が12人、神奈川県が8人、埼玉県が4人、群馬県が2人となっています。

このほか、全国では7日までに23人が南アフリカで見つかった変異ウイルス「ベータ株」に、81人がブラジルで広がっている変異ウイルス「ガンマ株」に感染していたことがそれぞれ確認されたということです。

7月中旬 半数以上がデルタ株の予想も

また、西浦教授らの分析では、これまでのデータからの試算ではあるものの「デルタ株」の割合は、7月中旬には全体の半数を超えるという予測になったということです。
西浦教授は「最新の情報で分析を更新していく必要はあるが日本国内のデータでも『デルタ株』の感染力の高さが分かってきた。今後の対策には感染力が高さを想定する必要がある」とコメントしています。

アルファ株 デルタ株って?WHOが新たな呼称呼びかけ

WHO=世界保健機関は、変異した新型コロナウイルスについて、特定の国への差別的な扱いを防ぐため、新たに定めた「アルファ」や「デルタ」といったギリシャ文字による呼称を使うよう、各国の政府などに奨励しています。

このうち、イギリスで確認された変異ウイルスは「アルファ」、南アフリカで確認されたものは「ベータ」、ブラジルで確認されたものは「ガンマ」、インドで確認されたものは「デルタ」としています。
新たな呼称を決めたことについて、WHOは「特定の地名を用いることは、汚名を着せ、差別的になる。これを避けるため、各国当局やメディアなどには新たな呼称を使うよう奨励する」として、特定の国や国民への差別的な扱いを防ぐためだと説明しています

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