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八王子市 高齢者のワクチン接種率 全国平均のおよそ3倍 理由は?

  • 2021年6月7日

東京・八王子市で6日までに新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種を終えた高齢者の接種率は、全国平均のおよそ3倍にあたる60%あまりとなっていることがわかりました。接種の加速は、何が理由なのでしょうか?

5月から日曜日に小中学校で集団接種

八王子市は、東京都内ではもっとも早い4月上旬からワクチンの接種が始まり、6日までに1回目の接種を終えた人は、高齢者およそ16万人の60.8%にあたる9万6000人あまりとなっています。

これは全国平均のおよそ3倍にあたる高い接種率で、接種が始まった当初は、ワクチンが限られていたため、会場は平日の市役所などに限られていましたが、5月から、毎週日曜日に市内各地の30校ほどの小中学校を使って集団接種を実施した結果、急速な接種の広がりにつながっているということです。

担当者によりますと、日曜日の接種は、1つの学校で1000人ほど、全体で1日におよそ3万人分の接種枠が設けられていて、6日までの5日間の日曜日の接種回数は、7万1490回とこれまでの市内の接種の総数の6割近くにのぼっているということです。
6日もJR八王子駅に近い小学校には、雨の中、朝から多くの人が接種を受けようと、列を作る様子が見られました。

接種を受けた人は…

 

自営業なんですが、休日であれば娘が仕事の手伝いに来ることができるので、日曜日に接種が受けられてよかったです。会場が家から近く助かります

 

妻の付き添いできました。妻の勤務先の関係があるので、日曜日の接種であれば予定がやりくりしやすく助かります


集団接種に協力している医師は…。

 

きょうで3回目ですが、日曜日なので自分の診療の負担にはなっていません。私も八王子市民ですし、市民への貢献として当然やるという気持ちでした。医者の使命というか本能というか、有事ですからこれからも終わるまで協力するつもりです

市は早い時期に医師会や学校側とワクチン接種に向けた話し合いができたことで、協力を得やすい環境が整い、十分な打ち手や場所が確保できたことが大きいと話しています。

八王子市医師会 鳥羽正浩副会長
「医療機関からは、『かかりつけの患者に接種してあげたい』という声も聞かれたが、海外のデータを見ても接種率が上がれば新規感染が減っていくのが明らかなので、『集団接種に資源を集約していかに早く、多くの人に接種できるかが一番大切なことだ』と訴えて理解をしてもらい、多くの医師の協力を得た。接種率が上がっているのは、早い段階から行政と医師会などで集団接種に軸を置くという方向性を固め、同時に努力できたのが大きかったと思います」

 

八王子市ワクチン接種担当 武井博英課長
「人口分布などを見ながらアクセスの良さや各エリアにまんべんなく配置することをめざし会場を選定した。高齢者の方には小中学生が通う地域の学校を会場にすることで身近に感じてもらい、一定程度ワクチン接種への理解を得られたのではないかと感じている。集団接種は有効な手法だったが、それだけにこだわらず、今後は自宅への訪問など新たなプランも考えていきたい。今後は、都心で働いてからでも接種ができるよう、接種時間の後ろ倒しなど働く世代に向けた工夫もしていきたい」 

64歳以下の接種スケジュールは

八王子市は、10代から60代のワクチン接種に関する具体的なスケジュールをまとめました。

接種開始日と対象者

6月27日 国が指定する医療費助成の対象となる難病がある人
60歳から64歳の人
7月11日 基礎疾患のある50代
7月18日 基礎疾患のある40代
8月1日 基礎疾患のある30代
8月8日 基礎疾患のある16歳~29歳
8月9日 基礎疾患のない50代
8月15日 基礎疾患のない40代
8月29日 基礎疾患のない16歳~39歳

担当者によりますと、夏の猛暑の中での接種が見込まれるため、冷房機器が設置された大学の施設などを接種会場とする方向で調整を進めているということです。

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