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代々木公園 五輪のパブリックビューイング中止 ワクチン接種会場として使用

  • 2021年6月3日

東京・代々木公園で当初予定されていた東京オリンピック・パラリンピックの競技の中継を観戦する「パブリックビューイング」。東京都は2日、7月から警察や消防職員のワクチン接種の会場として使用されることにともない東京オリンピックの期間は中止することを明らかにしました。代々木公園のパブリックビューイングをめぐる小池知事の発言、さらにその経緯もふくめまとめました。

「パブリックビューイング」の代々木公園でワクチン接種

東京オリンピック・パラリンピックの期間中、都内では人を集めて競技の中継を観戦する「パブリックビューイング」が行われる予定です。そのうちのひとつ代々木公園では会場の整備が始まっていましたが、開催時の感染状況によっては、今、都が呼びかけている人の流れの抑制とは逆行するイベントとなります。このため、都の担当者は「難しい判断になる」などとしていました。

こうした中、東京都の小池知事は1日、「パブリックビューイング」が行われる予定の代々木公園で、7月以降、警視庁や東京消防庁の職員向けのワクチンの接種を行うことを明らかにしました。

築地市場跡地の代替会場として活用へ

警視庁と東京消防庁の職員を対象としたワクチンについて東京都は、6月8日から築地市場の跡地でワクチン接種を始めます。ただ、この場所は、東京オリンピック・パラリンピックの輸送車両の拠点となっていて6月30日までしか使えません。そのため、接種の間隔を少なくとも3週間あけなければならない2回目の接種は、ほぼすべての人が別の場所で行わなければならなくなることから、都は新たな接種会場を探していました。

小池知事
「これは有効に活用をしていくということであります。ワクチンの接種会場、特に今回は築地の会場が来週からスタートいたします。警察や消防関係の方々になります。ただ、デポと言われていますが、築地の車両基地は6月いっぱいで使えなくなりますので、それに代わって代々木の公園を有効に活用するということで、いま、調整をしながら進めています。
いずれにせよ、やっぱりゲームチェンジャーのワクチン、これにつきてまいりますので、1日も早く、多くの皆様に受けていただけるよう区市町村や国と連携しながら進めてまいります。
まず、ワクチン接種会場として活用します。いろいろとこれからのコロナの状況にもよりますけどもまずはワクチンということに集中していきたいと思います」

“断念せざるを得ない“  ”工夫次第だと思う“

関係者によりますと、全員の接種を終わらせるためには、代々木公園をオリンピックが開幕する7月23日以降も接種会場として使う必要があるということです。このため、都の複数の幹部は、少なくともオリンピックの期間中、代々木公園での「パブリックビューイング」は実施を断念せざるをえないとしています。

小池知事は1日、再度、記者団の取材に応じました。記者団からの「代々木公園でのパブリックビューイングは、少なくともオリンピックの期間中は、断念せざるをえないということか」という質問に対して、小池知事は「そこは工夫次第だと思う」と述べ、この日は、代々木公園での「パブリックビューイング」を中止するかどうかについて明言を避けました。

五輪期間中の代々木公園の「パブリックビューイング」は中止に

その翌日の都議会。代々木公園で予定していた「パブリックビューイング」について、都のオリンピック・パラリンピック準備局の中村倫治局長は、7月23日に開会して8月8日に閉会するオリンピックの期間中は中止することを明らかにしました。
都が、警察と消防の職員などを対象に行うワクチン接種の会場として使うことが理由です。一方、パラリンピックの期間中の代々木公園での「パブリックビューイング」については、中村局長は「ワクチン接種の進捗や大会の運営状況などを踏まえ検討していく」と述べました。

都のオリンピック・パラリンピックの担当者によりますと、代々木公園以外で予定しているパブリックビューイングの会場は、実施する予定だということです。都は、これらの会場について、人が密集するのを避けるために、入場は事前予約制にして来場者を制限するなど感染対策をとることにしていて、定員なども含めた新たな実施計画を6月中にまとめることにしています。
 

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