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レッサーパンダ「風太」の魅力を発信する「風子さん」が伝えたいこと

  • 2021年5月27日

2本足で立ち上がる姿で人気を集めた千葉市動物公園のレッサーパンダ、「風太」はことしで18歳、人間でいうと80歳を超えています。高齢でもう立ち上がることはほとんどないということですが、風太の魅力を後世に伝えようと、今も発信し続けているファンがいます。

病気の治療終え元気に でももう高齢に

レッサーパンダの風太は、背筋を伸ばして2本足で立ち上がる姿で全国的な人気を集めました。

2005年 ピンと立つ姿が大人気に

5月10日、歯の病気の治療が終わっておよそ5か月ぶりに元気な姿を見せた風太は、飼育員によると、よく動き回って体調は非常にいいということです。
しかし、風太はことし7月5日で18歳となり、人間でいえば80歳を超えています。筋力が衰えたことで以前のように立つ姿を見せることはほとんどなくなったということです。

風太のためにマンションを借りて活動するファン

そんな風太の魅力を発信し続けているファンがいます。

風太を応援する市民グループの代表、「風子さん」こと中野志保さん(42歳)です。
中野さんは都内に住んでいますが、風太がいる千葉市動物公園に通うために千葉市内のマンションの部屋を借りました。
レッサーパンダのファンだという中野さんは、全国の動物園で集めたレッサーパンダのグッズをこの部屋に置いて、風太の魅力を発信するための活動拠点にしています。

きっかけは風太の子どもたちだった

中野さんが風太のファンになったきっかけは、風太の「子どもたち」でした。

2006年 風太の子どもが生まれた時

風太の赤ちゃんのかわいらしさのとりこになったという中野さんは、親である風太のことも調べていくうちに、性格やしぐさに魅了されていきました。
9年前の2012年に風太を応援する市民グループを結成して以来、千葉市動物公園と協力して、レッサーパンダのガイドツアーやグッズの製作などを行ってきました。

風太一家の家系図

中野さんが伝えたいことは

しかし、中野さんが伝えたいのは風太のかわいらしさだけではありません。
レッサーパンダは環境破壊などの影響で絶滅の危機にあるとされていますが、まもなく18歳になる風太には、子どもが8匹いて、孫やひ孫、やしゃごを含めると子孫は69匹に上ります。

2012年 風太の双子の孫

その一部は千葉市動物公園で一緒に飼育されていて、風太を10年以上に渡って観察してきた中野さんはいま、風太一家を描いた本の執筆に取り組んでいます。
その4コマ漫画では、風太がリンゴを隠れながら食べていると、堂々と立ってリンゴを食べるパートナーだったチィチィが風太と勘違いされてしまうなど、風太一家の日常をコミカルに伝えています。

中野さんはこの本の出版を目指し、風太の魅力を後世に伝えたいと考えています。

中野志保さん
「風太のことを立つアイドルというイメージだけではなく、レッサーパンダに興味を持ってもらうことや、種の保存にも貢献してきた功績があることを多くの人に知ってもらいたいです。風太の子や孫を紹介することで、風太がずっと語られる存在であってほしいです。これからも無理せずそのままの姿で健康に過ごして、長生きしてほしいです」

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