1. NHK
  2. 首都圏ナビ
  3. もっとニュース
  4. 墨田区 コロナのワクチン 7月中に全世代で接種開始 順調な理由は?

墨田区 コロナのワクチン 7月中に全世代で接種開始 順調な理由は?

  • 2021年5月26日

各地で高齢者への接種が進むなか、東京・墨田区は、6月1日から64歳以下の一般の区民に新型コロナワクチンの接種券を発送し、7月中には対象となるすべての世代で接種を始めるとした、今後のワクチンに関するスケジュールを発表しました。いち早く接種の見通しがたった墨田区では、どんな取り組みを行っているのでしょうか。

墨田区 64歳以下の接種スケジュールは?

墨田区では、25日時点で区がとりまとめた速報値で、対象となる高齢者全体のおよそ31%が1回目の接種を終えていて、比較的スムーズに接種が進んでいるものと見られるということです。

そして、6月1日に、64歳以下の一般の区民に新型コロナウイルスワクチンの接種券を発送するとしています。発送されるのは、16歳から64歳までの区民で、16歳については、ことし3月31日時点で16歳に達している人が対象で、17歳から64歳の人については今年度末までに誕生日を迎える人が対象です。

●予約の受付開始
・6月14日 基礎疾患のある人や訪問介護施設の職員など
・6月21日 60歳から64歳の人
・6月28日 40歳から59歳の人
・7月13日 16歳から39歳の人

実際に接種を始める時期は、それぞれの世代で予約開始日のおよそ1週間後になる予定で、最も若い16歳から39歳の世代も7月20日には接種が始まる見通しだということです。

全戸配布の広報誌で周知

順調な接種のカギは

なぜ、墨田区では順調に接種がすすんでいるのでしょうか?
墨田区保健所の岩瀬均次長は「地域資源や庁内の力を最大限活用した結果だと考えている」と話します。

●ポイント1 選挙の投票のノウハウを生かす
墨田区では、去年12月に接種の準備を始めた当初から、選挙管理委員会の職員4人にワクチンの担当を兼務させ、投票のための入場整理券の準備や会場の調整などのノウハウを接種券の準備や接種会場の調整に活かしてきたということです。

●ポイント2 去年から医療従事者の確保を呼びかけ
地元の医師会と毎週、ウェブ会議を開いて、集団接種会場での医療従事者の確保への協力を去年から呼びかけてきた結果、3月には接種の体制を整えることができたということです。

●ポイント3 会場の確保
両国の国技館での集団接種や、近隣の大学や商業施設を借りての個別接種など、臨時の会場の確保にも力を入れています。

5月24日 両国国技館でワクチン接種後、経過観察のため升席で待機する高齢者

●ポイント4 区民への情報発信
予約に空きが出た場合には、ツイッターなどSNSを利用した情報の発信も行っています。

また、ワクチン接種の広報大使として、「わく丸」というワクチンの瓶と力士をイメージしたキャラクターも作り、PRをしています。

力士が新型コロナウイルスを突き出している

 

墨田区保健所 岩瀬均次長
「接種を始めると、毎日、さまざまな課題が発生しているが、現場の職員たちが解決しながら日々、マニュアルも変えて対応している。さらに、地域のさまざまな人たちから協力の声も受けていて、地域の資源を活用しながらこれからも接種を進めていきたい」

ページトップに戻る