1. NHK
  2. 首都圏ナビ
  3. もっとニュース
  4. 横浜 逃げたヘビはどこに?捜索続く 飼い主は謝罪

横浜 逃げたヘビはどこに?捜索続く 飼い主は謝罪

  • 2021年5月10日

5月6日、横浜市のアパートから体長およそ3.5メートルの「アミメニシキヘビ」が逃げ出し、まだ見つかっていません。近くの小学校では、10日も集団での登下校を徹底するように呼びかけました。飼い主は「自分の管理の甘さで近隣の方に迷惑をかけ、おわびします。ヘビを目撃したら触らずに警察に連絡してほしい」と話しています。

体長およそ3.5メートルの「アミメニシキヘビ」が

これが、逃げ出した「アミメニシキヘビ」です。体長およそ3.5メートル、重さおよそ10キロで、黄色と茶色の模様があります。ペットとして飼育されていました。

5月6日、横浜市戸塚区のアパートの部屋から逃げ出し、飼い主自身も付近を探していますが現在も見つかっていません。これまでのところ、ヘビによるけが人や被害は確認されていませんが、警察が捜索を続けています。

横浜市によりますと、飼い主の20代男性は4年前、ヘビを鍵のついたガラスケースで飼育するとして市から許可を受け、去年4月にはケースのサイズを変更する許可も得ていました。
しかし、今回横浜市が確認したところ、ヘビが逃げ出す直前は許可を受けたガラスケースではなく簡易的な鍵がついた木製のケージで飼っていて、この鍵が外れて引き戸が開いていたということです。
木製のケージに替えたことについて男性は「ヘビが成長したため」と市に説明しているということです。

飼い主が謝罪「見つけたら接触せず警察に連絡を」

ヘビの飼い主が8日、取材に応じ、「逃げたヘビによって何らかの危険が発生してしまうことがいちばんあってはならないことだと思っています。自分の管理の甘さで近隣の方に迷惑をかけておわびします」と謝罪しました。

Q)いつから育てているのか

A)とぐろを巻いて手のひらに乗るくらいの大きさのころから、ずっと愛情を持って育ててきました。飼い主の目線では、顔もかっこいいヘビ、色もきれいで、本当に魅力的なペットだったので、大事に飼ってふだんから写真を撮って眺めたりしていました。近隣の皆様にも当然申し訳ないですし、ヘビにも飼い主としてかわいそうなことをしているという状況で、大変反省しています。

Q)発見について

A)生きて、被害がないまま見つかれば一番いいんですけど、近所の方に危険が発生してしまうということが一番あってはならないことだと思っています。まずは、何事もないまま確保できればいいなと思っております。

Q)道路が近いのでひかれる可能性も?

A)可能性としては、ありえることです。そうなってしまうと私の不備で、ヘビを死なせてしまうことになるので、ヘビには申し訳ない、かわいそうなことをしたということになりますが、ただ、近隣の住民の方には、どのような状況であってもご報告をさせていただきます。

Q)予想されるヘビの状態は

A)専門家の方も同じことをおっしゃっていましたが、初めて外に出て戸惑っていると思うので、ヘビ自身としてもあまりうろうろしてえさを探すよりは、どこかに隠れて、自分の落ち着ける場所を探している可能性のほうが高いだろうと思います。私の家の近所と、少し広げた周辺エリアで、ヘビがいそうな環境、例えばエアコンの室外機、温度が高いところ、あと車の下や倉庫などを重点的に探しています。ただ、近隣のみなさまも、朝、洗濯物を干すときに少し、エアコンの室外機の下をのぞいていただくとか、私が入れない場所に関してはそういう形で協力いただければと思います。

飼い主も捜索を続けている

Q)ヘビの性質

A)ある程度の危険性はある生きものであることは間違いないですが、ヘビ自体が臆病な生き物なので、ヘビからふいに人を追いかけてきて襲ってくるということはないと思います。ただ、見つけて、刺激してしまった時にヘビが反撃としてかみついてきたり、巻き付いてきたりということは可能性がなくはないので、もしも、姿を見つけた場合にはすぐに警察にご連絡いただいて、目撃した際にはぜひ接触はしないように対応いただければと思います。

Q)逃げ出した日、窓を開けて換気していた?

A)網戸にした状態ではあるんですけれども、密閉環境だとどうしても空気がよどんでしまうので時折換気はしていました。今回、私のケージの管理が甘かったということもあって、部屋から出てしまったこと、ヘビ自身に、網戸をずらして出ることができてしまう力があったこと、その2つの原因が重なってしまったと思います。換気自体は、必要なことではありましたが、私管理が甘かったのがお詫びするところです。

Q)えさは何をどういう頻度で与えているのか

A)そんなに頻繁にえさを食べるものではなくて、冷凍を解凍したラット、大きなネズミを月に2回ほど、およそ1週間おきに1つ、与えていました。最後は逃げ出した日のおよそ2週間前です。1度も生き餌などは与えたことがないので、今の時点では、外の慣れない環境で動物を襲って狩りまでするよりは、隠れている方が可能性が高いと考えています。

専門家「木陰など暗い場所で過ごしている可能性高い」

ヘビの生態に詳しい京都大学理学研究科の森哲准教授に聞きました。

●なかなか発見できない要因
「本来、熱帯に生息する夜行性のヘビで、今の気温だと日中は、1日を通して木陰などの暗い場所で過ごしている可能性が高く、人目につきにくいのではないか。数か月間、何も食べなくても水があれば生きていけるため、空腹で食べ物を探すためにヘビのほうから動き出すことも考えにくい」

●ヘビがいる場所
「遠くまで移動したとは考えにくく、近くの住宅の排水管や床下などに隠れている可能性がある。そうした場所を棒でつついたり、ライトで照らしたりするなど、さらに念入りに調べる必要がある」

●注意すること
「基本的にはおとなしいので、ヘビのほうから襲ってくることは考えにくいが、幼稚園児くらいの子どもだとかみつかれるおそれもあるので、見つけたときはあわてずに距離を取って警察に通報するようにしてほしい」

小学校では集団での登下校

ヘビが逃げ出した横浜市戸塚区のアパートに近い小学校では、5月7日に続いて、10日も集団での登下校を徹底するように呼びかけ、下校の際は、教員が通学路の途中まで付き添う姿が見られました。

小学校の校長は、「子どもたちにはなるべく出歩かないように、ヘビを見かけても近づかないように指導しています。大きなヘビということで『怖い』という声が出ているので、教員たちが不安に寄り添うようにしています。一刻も早く捕まってほしいです」と話していました。

また、横浜市消防局と戸塚区役所は、10日午後2時ごろから1時間半にわたって、はしごを使って現場の周りの建物の屋根を1軒ずつ目視で捜索しました。

警察は少なくとも5月14日までは捜索を続けることにしていて、もし見つけた場合には近づいたり触ったりせず連絡するよう呼びかけています。

ページトップに戻る