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東京 緊急事態宣言延長で内容どうなるの?休業要請は?飲食店は

  • 2021年5月7日

東京都は、5月31日までの延長が決まった緊急事態宣言の期間中、酒を提供する飲食店や、建物の床面積の合計が1000平方メートルを超える大型商業施設への休業要請を継続するなど、都としての措置を決めました。原則、無観客での開催としていたイベントは措置を緩和します。現時点での情報をまとめました。

東京都 延長中の具体的措置は

東京都は、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、延長が決まった緊急事態宣言の期間中に行う措置を決めました。具体的な内容は以下の通りです。

・酒やカラオケ設備を提供する飲食店や百貨店など、建物の床面積の合計が1000平方メートルを超える大規模な施設には、休業要請を継続します。

・酒やカラオケ設備を提供しない飲食店についても、引き続き午後8時までの営業時間の短縮を要請します。あわせて、酒の持ち込みも行わないよう求めます。

・協力金は、飲食店などに対しては、すべての期間、応じた場合、規模や売上高などに応じて店舗ごとに1日あたり4万円から最大20万円を支給します。大規模な施設や施設内のテナントに対しても協力金を支給することにしていて、今後、国と調整して支給額を決める方針です。

・原則、無観客での開催としていたイベントは措置を緩和し、開催時間を午後9時までとしたうえで、人数は5000人以下かつ定員の50%以内とするよう要請します。

・都民に対しては、日中も含めた不要不急の外出と移動を自粛し、特に、都道府県をまたぐ不要不急の移動は極力、控えるよう引き続き求めます。

・また、感染リスクがあるとして路上で飲食をする「路上飲み」も行わないよう呼びかけます。

小池知事 徹底した人の流れの抑制策が最も重要

東京都の小池知事は午後8時すぎから臨時の記者会見を開きました。

小池知事は、「感染爆発の火種はそこかしこにあると言っても言い過ぎではない。そのなかで都民の命や医療現場を守るために対策を講じていかなければならない」と述べ、徹底した人の流れの抑制策が最も重要な取り組みだとして、建物の床面積の合計が1000平方メートルを超える百貨店やショッピングセンターといった大型商業施設などへの休業要請を都独自の施策として継続すると説明しました。

●都民に対して
「特別措置法に基づき、よりいっそうの外出自粛をお願いする。ウイルスは私たちにつけいる隙をいつも狙っている。原則、ステイホームでお願いしたい。都と県の境を越える移動は厳に慎んで、新緑の季節で旅行や観光に出かけたい気持ちもわかるが、中止または延期でお願い申し上げる」

●路上や公園での集団飲酒について
「都内各地で、いまだに『路上飲み』や『公園飲み』が行われているが、絶対にやめてください」と述べ、都と警察が連携して見回りと声かけを強化する考えを示しました。

●若者に対して
新規陽性者数の半数が30代以下で、コロナとのたたかいは若者がカギを握っているという認識を示したうえで、「若者の皆さん、今は遊びに出ないでいただきたい」と呼びかけました。
そのうえで、「皆さんのもとにワクチンが行き届くまでは、人の流れを徹底的に抑え、基本的な感染防止対策を徹底することが何よりの処方箋だ」と述べ、協力を呼びかけました。

都庁担当記者解説 なぜ都はこの判断を?

東京都はなぜこのような判断をしたのでしょうか。

政府が大型商業施設について時短要請への緩和に切り替えるなかで、都は、都の判断で継続する形になった。狙いは、人の流れを抑え込み、感染の機会やリスクを徹底的に減らすことにある。爆発的な感染拡大は何としても避けたいという狙いからだ。
当然、事業者の反発も予想されるが、都としては、宣言下の措置の柱として考えてきた休業要請を今の時点で緩和する考えはなかった。

都は今後の感染状況をどう見ているのでしょうか。

連休が明けた直後の6日の新規陽性者数は591人、7日は907人で1000人は超えていない。ただ、都は、今後、感染が拡大する危険性を十分にはらんでいると見ている。連休中は医療機関が閉まっていることなどで、検査の数が少なく、連休直後の新規陽性者数が、本当に実態を反映しているのか警戒している。最新の検査件数は、連休最後の5日はおよそ5000件だったのが、6日は倍以上の1万2000件あまり。
また、都内の新規陽性者が、感染力が強い変異ウイルスに急速に置き換わっていることにも強い懸念がある。変異ウイルスの割合は日を追うごとに高まり、6日は70%を超えた。
第3波では、年末にはじめて1000人を超えた1週間後には過去最多の2520人となった。そこに変異ウイルスという脅威が加わり、専門家は、第3波を超える急激な感染拡大が危惧されると繰り返し強く指摘している。都としては、宣言が延長される期間中も徹底した対策を続けたい考えだ。

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