先週から始まった高齢者向けの新型コロナウイルスのワクチン接種ですが、これまでに、どのくらいの人が接種したのでしょうか?NHKが調べたところ、東京都内では、22日までに少なくとも4726人が1回目の接種を終えたことが分かりました。
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新型コロナウイルスの高齢者向けのワクチン接種は、都内では、まず、4月12日に世田谷区と八王子市で始まり、NHKが調べたところ、22日までに12の自治体が接種を始めたことが分かりました。
このうち、八王子市が1698人、世田谷区が679人、町田市が555人、西東京市が485人、調布市が375人、板橋区が368人、大田区が230人、杉並区が189人、、府中市が89人、江戸川区が38人、足立区が20人のあわせて4726人が1回目の接種を終えたことが分かりました。
練馬区は接種は始まっているものの、人数は集計中だとしています。
多くの自治体が計画通りに接種が進んでいるとしています。
自治体ごとの詳細です。接種した人数が多い順に並べています。
●八王子市
4月12日の接種開始後、22日までに集団接種で1648人、高齢者施設で50人のあわせて1698人に接種が行われました。2回分のワクチンの廃棄があったということです。
●世田谷区
4月12日の接種開始後、22日までに7つの特別養護老人ホームで入所者343人、職員336人のあわせて679人に接種が行われました。
一方、介護が必要な人が突発的に動いたり、注射器にワクチンを入れる際に漏れたりするケースもあったということです。
●町田市
4月19日の接種開始後、22日までに高齢者施設で555人に接種が行われました。
●西東京市
4月19日の接種開始後、22日までに高齢者施設にいる高齢者と職員のあわせて485人の接種が行われました。
●調布市
22日から接種が始まり、集団接種で375人の接種が行われました。
●板橋区
4月20日の接種開始後、22日までに高齢者施設の入所者354人、スタッフ14人のあわせて368人に接種が行われました。
●大田区
4月19日の接種開始後、22日までに高齢者施設を対象に230人に接種が行われました。
●杉並区
4月19日の接種開始後、22日までに3つの特別養護老人ホームで入所者179人、職員10人のあわせて189人に接種が行われました。
●府中市
4月19日の接種開始後、22日までに90歳以上の高齢者89人に接種が行われました。
●江戸川区
21日の接種開始後、22日までに38人に接種が行われました。
●足立区
4月19日の接種開始後、22日までに高齢者施設などの20人に接種が行われました。
医療従事者への接種や、通常の診療業務と並行して高齢者への接種が行われているため、必ずしもスムーズには進んでいないという認識だということです。今後は1日30人を目指して接種を進めていきたいとしています。
都内では、来週と再来週にあわせて536箱のワクチンが都内の区市町村に配られる予定です。