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まん延防止等重点措置の適用開始 3県の知事の訴えは【発言詳細】

  • 2021年4月21日

神奈川・埼玉・千葉の3県の合わせて10の市で「まん延防止等重点措置」が20日適用されました。隣接する東京都が緊急事態宣言を要請する動きを見せるなか、適用の初日、3県の知事は県民にどんなことを呼びかけたのでしょうか。3人の知事の発言の詳細です。

神奈川県 黒岩知事「基本的な対策の徹底を」

●適用開始にあたって県民への呼びかけは
変異株の陽性者に対する比率がぐんぐんと上がってきています。感染力が強いといったことをどうやって防ぐのかといえば、これまで以上に、飛まつが飛びかうといったことを徹底的に抑える。それから、人と人との接触、人流を抑制するといったことを、これまで以上に徹底していく必要があると思いますので、県民の皆様にしっかりと呼びかけていきたいと思っています。

●緊急事態宣言への対応をどう見るか
緊急事態宣言への対応については、東京都が、都の感染状況を見ながら判断されていることと思います。今回、特に、東京都からの働きかけはございません。今回まん延防止等重点措置に入るタイミングが違いましたから、状況も違うのかなと。しかも感染者の状況を見ていると、東京の具合と神奈川県の具合は必ずしも同じではない。この中で神奈川としてはベストの策を使うなかで、いまこの時点で、まん延防止等重点措置に踏み切るというのは、考えられる限り、いま考える限りのなかで、ベストのシナリオだと考えております。
基本的な感染防止対策をしっかりやっていくといったことで、緊急事態宣言、休業要請、と強い措置をお願いしなくても済むような形で、この難局を乗り越えていきたい。そのためにみなさんの心をひとつにして、乗り越えていくために全力を挙げていただきたい、そう思います。

●人流の抑制のためにテレワークを
県民へのメッセージというなかで「出勤を7割削減してください」という言い方をしております。7割削減ということは逆に言えばテレワークを7割するということです。かつての常識じゃ考えられなかったですが、いまは無理をしたらなんかとできる。すべての業種ができるわけではないですが、できる業種はたくさんある。だから最大限ですね、テレワークをやって頂きたい。それは本当に、人の流れを止めるためには一番有効な手段だと思いますので、是非お願いしたいと思っています。

●大型連休に向けたメッセージは
ゴールデンウィークは、いつもならば旅行に出かけたり、いろんな所に出かけたり、季節もいいですし、みなさん楽しみにされるところであることは十分承知しています。いまのこの感染状況を見ると、また我慢していただかなければと思わざるを得ないですね。ことしも我慢のウィークということをお願いせざるを得ないのかなと思います。具体的なメッセージは、今週の感染者の状況や人出などを見ながら、人流がどうなってるのかといったことを分析しながら、どういう形のメッセージを出すのか、県内県外も含めて考えていきたい。

●対策の効果がでるタイミングは
まん延防止等重点措置というのは、20日からお願いするわけですから、効果は2週間後でなければ出てこないと考えています。以前の緊急事態宣言の時もそうでしたが、やはり2週間ぐらいかかりました。そうすると効果が出るまでは、逆に言うと増える可能性はあるということです。ですから、その辺の増え方といったものをじっくり注視しながら、その後の対応といったもの、これは手遅れにならないように、しっかりと対応していきたいと考えています。

埼玉県 大野知事「強い措置にならぬよう力をかして」

●適用開始にあたって県民への呼びかけは
埼玉県に対し、まん延防止等重点措置が適用されることになりました。県民のみなさまのご負担や事業者のみなさまのご苦労が重なるなか、引き続きのお願いで恐縮ではありますが、いま1度、人の命を救うための取り組みへのご協力をお願いし、緊急事態宣言に再度ならないよう、力をかしていただきたいと思います。
県内の感染者数は変異株の影響への懸念もあり、予断を許さない状況が続いています。一刻も早く、正常な経済活動が戻るように、ここでしっかりと感染を抑え込んでいく必要があります。大切な方の命を守るためにも、関係する事業者の方々にはぜひとも、この命を守るための取り組みにご協力をお願いしたいと思います。

●まん延防止等重点措置の狙い
現時点では、まん延防止等重点措置に移行する段階に、実はいまも数字上はない、まだそこまでではないのですが、この変異株に対する懸念が強く、実際に関西やあるいは海外でも「N501Y」(の変異があるウイルス)が猛威を振るっている。そこで今回は、先手を打つため、県民の皆様の意識を高く持っていただき、ご協力をお願いする素地を作るために、この重点措置の要請をさせていただきました。今のうちから予防的にも、みなさまにご協力をいただいて、感染の拡大を防ぐすべがあるのであれば、それをしっかりと行って、今後の感染爆発が起きないよう、そういった芽を摘んでいきたい。これが、私どもが期待していることであります。

●大型連休 不要不急の外出や移動の自粛を
ゴールデンウイークは日中を含め、不要不急の外出や移動、特に県境をまたぐ、行楽地などとの往来は避け、人の集まる場所にはいかないでください。それでも、どうしても帰省する必要があるなどの場合には、帰省するまでの間、その前の期間に感染リスクが高い場所へ行くことは控えていただきたい。また高齢者と会う時には、ご自宅の中であってもマスクを着用し、高齢者への感染が起こらないよう万全の注意をお願いします。
お願いばかりで大変心苦しいですが、長い休みのあとには陽性者数がはね上がります。ゴールデンウイークからは特に、県内にとどまっていただき、感染拡大を防ぐ取り組みにご協力をお願いします。

●より強い措置を避けるために
県内の観光地や飲食店も打撃を受けているので、このゴールデンウィークは多くの方々に来て頂く絶好の機会と思っていましたが、残念ながら現時点では、こういったものを抑制して、人の命を守るとともに、次の近い将来において経済を回復させていくための、環境作りをするしかないと思い至ったところであります。
帰省や旅行の計画をたてている方も多いかもしれません。しかし、変異株による感染が埼玉県でも拡大しています。このままの状況が続けば、より強い措置を検討せざるを得なくなります。仮に緊急事態宣言が出されると、その中身については、去年の第1回目の緊急事態宣言と同じような強い措置を求めることにもなりかねません。今がまさに感染拡大防止の正念場です。さらなる強い措置を出さなくてもいいように皆様のご協力をぜひお願いいたします。

千葉県 熊谷知事「ここでがんばる必要がある」

●適用開始にあたって県民への呼びかけは
時短であったり、行動変容であったり、本当に長い間、取り組んでいただいて、さらなる対策をお願いをするということで、県民のみなさんやまた飲食店や事業者の方々も大変苦しい状況にあると思います。ただ、これから変異株の比率が高まり、それから感染が、東京のように拡大していく可能性があることを考えると、この水準のうちに全県民をあげて対策を取っていくということが、その後にとって極めて重要になっていきます。その意味で、先を見た上で、ここで頑張る必要があるなということをですね、ぜひ1人でも多くの県民のみなさん方にご理解をしていただいて、一緒に対策を取っていきたい。そのことをお伝えしたい。

●千葉県内の状況について
少なくとも千葉県において、緊急事態宣言のフェーズにあるわけではないですが、これからの状況を見ると、これはもう予断は許さないと思っています。まず、まん延防止等重点措置の効果が、しっかりと発揮されるように、県民のみなさんや事業者のみなさんに、丁寧に説明をしながら発信をしていきます。

●1都3県との連携は
防止効果が十分でないと、さらなる感染拡大の可能性があると判断されれば、さらに強い措置ということを選択肢に入れながら考えていくことになります。日々の感染状況を見ながら、東京都だけではなくて、1都3県、知事それから事務方どうしも、連携を密にしながら、そうならない状況を作っていきたい。感染状況に対する認識や今後についてはですね、頻繁にそれぞれのレベルで意見交換をしておりますので、今後もその状態を維持していきたいと思います。

●要請について
1軒でも多くの飲食店の方々に、われわれの要請に応えていただくことが一番だと思っています。営業時間の短縮もそうですし、店内での感染防止対策を徹底していただくということをですね、これは丁寧に説明をしながら、できるかぎりの協力をお願いしていきたいと思っています。
飲食店のみなさん方は、どうしてもお客さんには強く言えないところというのもあると思います。われわれは、強く言ってくださいというお願いを事業者の方々にする一方で、やっぱり利用者の方々も協力をしていただく必要があると思っています。

●利用者への呼びかけは
感染が拡大していけば、それこそ飲食店の利用の制限というのは、よりさらに強くなっていくことになります。例えば若い方々が自分は大丈夫だというふうに思わずに、変異株等の関係上、若い世代の方々もリスクが出てきていますし、感染が拡大することによって最後は自分たちの生活や利便性も損なわれていくことになります。利用者自身が油断をせずに基本的な感染防止活動を徹底していただく、飲食の時に飛まつ感染をしないようにマスクを着用しながらの会話を留意いただくということが極めて重要だと思いますので、そこを利用者の方にお伝えしていきたい。

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