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東京都「まん延防止等重点措置」の適用を要請 1都3県の知事の発言は

  • 2021年4月8日

東京都は8日、今後、急速な感染拡大が懸念されるなどとして、政府に対して「まん延防止等重点措置」を適用するよう要請しました。東京都の対応に関連して、各県では重点措置の要請についてどう考えているのか、7日から8日にかけての神奈川県、埼玉県、千葉県の知事の発言をまとめました。

東京都 小池知事「いつ大阪のような状況になってもおかしくない」

東京都は8日、今後、急速な感染拡大が懸念されるなどとして、政府に対して「まん延防止等重点措置」を適用するよう要請しました。

これについて東京都の小池知事は8日、記者団に対し、次のように述べました。

●まん延防止等重点措置の適用の要請について
「変異株の感染者が急増し、質的に変わってきている。東京もいつ大阪のような状況になってもおかしくない。厳しい状況にあるということを認識しつつ、危機管理の観点から国に対して重点措置の適用を要請した。まずはまん延防止だが、感染状況次第で、緊急事態宣言の発出など、さらなる対策についても検討するようあわせて要請した」

●重点措置が適用される期間や対象
「大型連休の全体をカバーできるくらいの方がいいのではないか。地域については、感染状況などを総合的に判断したうえで若干、区切ることになると思う」

●都民や事業者に向けて
「いまここで重要なことは人の流れをいかに抑制するかだ。都民には都と県の境を越えた外出は控えてほしい。特に変異株によって感染が拡大している大都市圏との往来は控えるようお願いする。飲食店などには営業時間の短縮と感染防止対策の徹底をお願いしたい」

千葉県 熊谷知事「現時点では措置を要請する段階にはない」

千葉県の熊谷知事は8日の記者会見で次のように述べました。

●まん延防止等重点措置の要請について
「千葉県の感染状況を見るに、現時点でまん延防止等重点措置を要請する段階にはないと考えている。ただし、密接に関係している東京都において感染が拡大しつつある状況なので、引き続き予断を持たずに感染状況を見て必要な対応をしていきたい」

●要請の必要性の判断について
「東京での感染拡大のあと、少し時間を置いて県の北西部などで感染が拡大しないか、日々、状況をチェックして早めの判断をしたい」

●仮に国から「隣県も」と要請があったら
「仮にあった場合はまず理由や背景をしっかり伺ったうえで判断をしていきたい」

埼玉県 大野知事「常に選択肢の1つ」

埼玉県の大野知事は7日、次のように述べました。

●受け止めと、隣接県として今後どうするか
「まん延防止等重点措置については、常に選択肢の1つとして検討をしているが、我々としては、近く専門家会議も予定されているので総合的な判断をしたい。首都圏の1都3県は相互に人の動きが極めて頻繁であり、東京、埼玉とお互いに影響を受けることはあるので、強く懸念を持っている」

●首都圏一体での対応について
「首都圏一体で協調して、効果が出る部分については合意をし、連携していきたい。例えば、埼玉県であれば東京都に近い県南の地域等で、時間短縮要請が東京都と全然違う形になるとそごが出るので、当然、検討の材料に入ってくる」

●まん延防止等重点措置について小池知事からの連絡は
「小池知事からは、午後4時すぎに電話があった。私からは、できる範囲で連携できるところはやりたいと思うが、現時点で埼玉県は動くつもりはありませんといった話はした」

●東京都と埼玉県のまん延防止等重点措置について認識の違い
「認識自体はそんなにずれているとは思っていない。ただ、常に総合的に判断すると申し上げているし、とても大切なことは我々は我々の状況に対応していくということ。お互いに効果が出ることは連携したいというのは別な話、あるいは上澄みの部分。我々の判断は、連携が主語ではなく、埼玉県の感染状況や医療の状況など総合的に判断するというのが判断基準だ」

●まん延防止等重点措置を共同でやることの効果
「状況にもよるが、例えば夜の時間短縮の措置で、東京都のある地域で埼玉県と接している場合には当然合わせた方がよい。以前も、東京から埼玉県に流れてきてしまったパターンもあり、連携をしたほうがいい部分はあると思う」

神奈川県 黒岩知事「もうしばらく様子をみたい」

神奈川県の黒岩知事は、7日、記者団の取材に対し、次のように答えました。

●まん延防止等重点措置の適用申請について
「神奈川県の感染者は微増ではあるが抑えられており、急に立ち上がってくる状況ではない。病床のひっ迫具合もステージ2の段階で、まん延防止等重点措置をこの時点で要請する段階にはない。ただ、若い世代の感染者が全体の感染者の中で急増すると、あとから患者の総数が上がってくるということが今まであり、リバウンドの予兆かもしれないので、非常に慎重に用心深く見ている。もうしばらく様子を見ていきたい」

●1都3県での連携について
「首都圏1都3県で全部で同じ行動をとらなきゃいけないとは思っていない。ただ、感染状況をちょっと様子を見てから判断したい。1都3県が先にありきとは思っていないが、結果的には1都3県で同じような形になる可能性はあると思う」

●東京都だけ措置をとった場合、神奈川に人が流れてきて感染拡大につながらないか
「そういう議論は前からあり、生活圏一体だからと今までずっと議論してきたが、重点措置の仕組みそのものが、東京都の場合でも、東京都全域を対象にするわけではない。同じようなことは東京都の中でも起きるかもしれないので、そこが最優先課題だとは思っていない。もうちょっとこの感染者の状況を見たうえで、地域をどうするかも含めて検討していきたい」

●判断の指標は病床のひっ迫具合か
「今、病床のひっ迫具合はステージ2の段階でかなり落ち着いている。急にひっ迫してくるという状況の時に重点措置を要請するのでは遅いかもしれないので、そうなる前にということになると思う。まずはやっぱり感染者の増え方だと思う」

●東京が増えたら神奈川が増えるという傾向について
「今まではそうだったから今度もそうなるとは限らないが、そういう可能性はあり、火種は消えていないと思っている。逆に東京都がこれだけ感染者が増えている中で、神奈川県がどうしてこれだけ抑えられているのか。科学的には証明できていないが、私はマスク飲食を徹底的に推奨しているといったことが功を奏していると思っている。もうしばらく感染状況を見なければ判断できないと思う」

●神奈川がいまやらない理由は、感染者数が抑えられていることだけか
「神奈川県は、指標全体を見てもまん延防止等重点措置は、今要請する段階にはないが、ずっと要請しないとは思っていない。患者の立ち上がり具合というか、急に明日は300人、400人、という感染者にならないわけじゃない。そういった様子を見て、感じがグワッと立ち上がってきたら、即座にお願いをしたいと思っている。1都3県、同じ行動をとるかではなく、しっかり情報を共有しながらやっていきたい」

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