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25人に1人が“ヤングケアラー” に該当 埼玉県大規模調査より

  • 2021年4月5日

埼玉県が全国に先駆けて行った大規模な調査では、高校生の25人に1人が「ヤングケアラー」に該当することがわかりました。

25人に1人がヤングケアラーに該当

埼玉県は2020年度、ヤングケアラーの実態を把握しようと、県内のすべての高校2年生、およそ5万5000人を対象に調査を行い、およそ90%から回答を得ました。

調査では現在または過去に、「家族に代わって洗濯や料理などの家事をしている」、「身の回りの世話をしている」など10の項目をあげ、ヤングケアラーにあたるかどうか尋ねたところ、4点1%が該当することがわかったということです。

これは、25人に1人の割合です。

学校生活への影響

ヤングケアラーに該当した生徒たちに、「学校生活への影響」を聞いた結果がこちら。

複数回答で尋ねたところ、42%は「影響がない」と答えた一方、「ケアについて話せる人がいなくて孤独を感じる」が19%、「ストレスを感じる」が17%、「勉強時間が十分に取れない」が10%、「自分の時間が取れない」が10%、「睡眠不足」が9%、などとなりました。

ケアの頻度

調査では、「ケアをしている頻度」についても聞いています。

「毎日」と答えた人が35%と最も多く、次いで「週2~3日」が22%、「週4~5日」が16%、「月に数日」が9%でした。

ケアの開始時期

「ケアの開始時期」です。

「中学生の時」が最も多く35%、次いで「小学校4~6年生ごろ」が20%、「高校生になってから」が20%でした。
一方、「小学校1~3年ごろ」が12%、「小学校に入る前から」が8%と、幼少のころからケアを担ってきた生徒もいました。

 

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