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コロナ「第4波の始まりの可能性が高い」現場の医師に聞く

  • 2021年3月31日

新型コロナウイルスの全国の感染者数が第2波のピークの水準を超える中、東京・大田区でコロナ患者を受け入れている病院の現場の医師は「第4波の始まりの可能性が高い」としたうえで、「人手不足でこれ以上病床を増やすことも難しい」と述べ、改めて感染対策の徹底を呼びかけました。

「先週あたりから外来患者の陽性率が上がってきている」

大田区にある東邦大学医療センター大森病院で、感染対策を担当しながら現場で治療にも当たっている宮崎泰斗医師に、最近の感染者数の状況などについて聞きました。

●最近の感染者数について

「年末年始は非常に厳しい状況でしたが、緊急事態宣言が出て一時的に患者さんが減り、2月や3月の初めぐらいは少し余裕がありました。しかし、先週あたりから発熱などの症状を訴える外来患者の陽性率が上がってきていて、第4波の始まりの可能性が高いのではないかと思っています。今が去年の11月と同じくらいの状況で、このペースで増えていくと遠からず第3波の感染拡大と同じような状況になるのかなと心配しています」



 

●年末年始はどういう状況だったか

「重症者や高齢者も多かったですし、いろいろ病気をお持ちの方も多かったので、もう本当にギリギリでした。単純にコロナの患者さんというだけではなくて、いろいろな処置が必要になるので、単純に数だけでの問題ではなく、現場のスタッフの負担は非常に大きかったと思います」

 

●第4波への備えについて

「できることは一とおりやってきていますし、一般の診療も救急医療も維持していかなければいけませんので、新たな手立てというのは難しいのが現状です。患者さんを入れるためには見かけだけのベッド数ではなくスタッフが必要ですが、スタッフが足りないので、これ以上増やすのはなかなか難しいと思います。第4波が来て落ち着いたとしても、また第5波、第6波が来るでしょうから、それまでにワクチンがうまく働いてくれればいいと思いますけれども、それは分からない状況ですので、長期的に見て考えていかなければいけない時期になっていると思います」

 

●呼びかけたいこと

「新型コロナの重症者が増えれば一般の重症患者の受け入れをまた制限せざるを得なくなり、本来であれば助かる命が助からなくなる事態を心配しています。マスクの着用や手洗いや消毒の徹底など、とにかく飛まつをまき散らさないようにするというところが一番の基本になりますので、そういった点を徹底してほしいです」

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