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K-1 レオナ・ペタス選手 亡き母に誓ったタイトル獲得を目指して

  • 2021年3月30日

格闘技の「K-1」のタイトルマッチが28日、東京都内で開かれ、埼玉県入間市出身のレオナ・ペタス選手が、チャンピオンに挑みました。レオナ選手は、1年前に亡くなった母親の「もう1本、ベルトをまいてみたい」という言葉を胸に、新たなタイトル獲得を目指してきました。

1番近くで応援してきた母が1年前に亡くなる

レオナ・ペタス、本名、加藤玲於奈選手(28)は入間市出身で、高校生の時に格闘技を始め、20歳の時に「K-1」でデビューしました。

「石の拳」の異名を持つ強烈な右ストレートを武器に、これまで34戦で28勝をあげ、スーパーフェザー級のタイトルの1つを獲得しています。

そんなレオナ選手を1番近くで応援してきたのが母親の美香さんでした。

左がレオナ選手 中央が美香さん

美香さんは、毎回、試合の応援に駆けつけ、負けて落ち込んでいる時に励ますなど、レオナ選手にとって大きな心の支えでした。

しかし、5年ほど前にがんが発覚し、闘病生活のすえ、去年3月に亡くなりました。

レオナ選手は「もう1本、ベルトをまいてみたい」と美香さんが生前に話していた言葉を胸に、新たなタイトル獲得を目指してきました。

タイトルマッチを10日後に控え、レオナ選手は父親とともに美香さんの墓参りに訪れ、墓前で勝利を誓いました。

レオナ選手
「母にはこの1年の集大成を見せると約束しました。母は亡くなる直前まで苦しい顔を見せずに笑顔を見せてくれました。最後まで強い姿を見せてもらったので、その母の息子の自分が弱い姿を見せるわけにはいかない。母以上に強いというところを見せたいなと思います」

「母との約束守りたい」チャンピオン武尊選手とのタイトルマッチ

そして28日夜、東京の日本武道館で迎えた、チャンピオン武尊選手との一戦。

チャンピオンの武尊選手

レオナ選手は、「母が本当に見たがっていた試合だから」と、母親が亡くなる直前までつけていたネックレスをつけて、入場しました。

レオナ選手は、1ラウンド目から積極的に仕掛けます。

右ストレートやひざ蹴りがチャンピオンをとらえる場面もあり、互角の試合を繰り広げますが、終盤に左フックを浴び、ダウンを奪われます。
続く第2ラウンドは、序盤から激しい打ち合いになりますが、再びダウン。

打たれても倒れても、ひるまず前へと向かっていきますが、1分ほどが経過したところで3回目のダウンを喫し、KO負けとなりました。

レオナ選手
「負けてしまいましたが、自分がいま出せる全力は出したと思っています。母との約束を絶対守りたいですし、それを母も望んでいると思うので、もっと強くなってチャンピオンになれるように頑張りたいと思います」

レオナ選手の首にかけられていたポーチの中には、母の位はいが大切にしまわれていました。

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